診療内容
心血管疾患全般の診療を行っています。とくに代表的な循環器疾患である心不全、不整脈、急性心筋梗塞の診療に対応できる体制が整っています。日常検査として心臓超音波検査、経食道心エコー図、超音波造影法、心音図、デジタルホルター心電図、トレッドミル負荷心電図、電気生理学的検査、24時間血圧モニター、心臓核医学検査、心臓カテーテル、冠動脈造影検査、大血管造影検査、心筋生検などを行っています。治療としては各種冠動脈インターベンション治療、心臓ペースメーカ、植込み型除細動器(ICD)移植、不整脈アブレーション治療、経皮的腎動脈形成術、大動脈バルーンパンピング(IABP)・経皮的心肺補助装置(PCPS)・左心室補助装置(LVAD)・血液濾過法・両室ペーシング法による心不全治療を行っています。
心臓疾患としては、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、心筋症、高血圧性心疾患、不整脈、心臓腫瘍などがありますが、多くは緊急の診断と治療が必要であり、24時間体制で対応しています。2015年11月から心臓リハビリ専用のリハビリ室が完成し、運動療法を中心に心臓病の再発予防に貢献しています。2017年11月から、新棟開設に伴いハイブリッド手術室が新設され、2018年5月よりカテーテルによる大動脈弁置換術(TAVI)を開始し、既に50例以上を施行しました。良好な成績を継続しています。
また、2019年8月僧帽弁閉鎖不全症のカテーテル治療MitraClipを開始し、これも成績良好です。