献体とは
自分の身体を死後に医学・歯学の大学で行われる解剖学実習に無償で提供しようとする篤志行為が献体です。献体を希望される方が生前から大学に登録をして、亡くなられた時にその遺志に沿ってご遺体が大学に提供されることで、はじめて献体は実現します。
献体登録していても亡くなられた時にご遺族の反対があると献体は実現しません。
登録いただく時、そしてその後もご家族のご理解を得ることが不可欠です。
かつて、この解剖体が少なくて十分な医学教育ができないという実情を知った何人かの方々が、ご自分の遺体を正常解剖のために役立てたいと大学に申し出られたのがきっかけとなり、正常解剖に深い理解をもたれた篤志の方々が集まって、献体のための篤志者団体が各地につくられました。このような団体としては、白菊会をはじめ全国に現在52の団体があります。