当センターで実施されている大半のコンピューター断層撮影検査(CT)や磁気共鳴検査(MRI)の検査を専門的立場から病気に合った検査方法で行うように指示し、またその検査画像を解析して診断報告書を担当医に届けています。担当医の専門分野であった場合は二重確認、専門分野外の場合は専門的意見を述べることになり、病気診断の精度向上に寄与することになります。
そのほか診断部門には、放射線透視装置を用いて血管内に管をいれて血管内から病気を診断・治療するセクションがあり、インターベンショナルラジオロジー(IVR)と呼ばれています。診療科の依頼に応じ、癌の血管に選択的に抗癌剤を投与する特殊療法や、出血時に外から開けて血管を縛るのではなく、血管の中から止血物質を入れることにより止める治療などを行っています。
担当医からの依頼に応じて診療を行ってるため、患者さんから直接放射線科医の顔が見えることは少ないのですが、専門病院として診療の質を向上させる役割を担って日々の業務を行っています。