DOKKYO MEDICAL UNIVERSITY

熱帯病寄生虫病学講座は『自然から学ぶ』を基本方針に、生命科学研究のフィールドへの応用と熱帯医学および国際医療協力に力を注いでおります。実験室内での研究のみならず、現地での調査研究データを基にフィールドへ還元出来る研究・教育を目指しています。また、検査診断業務に関しましては、学内外の医療機関より寄せられる寄生虫性疾患や、衛生害虫および病害動物による健康被害のコンサルテーションに常時対応しております。

• 住血吸虫各発育期特異抗原の解析と感染防御
• 住血吸虫症の免疫診断およびPCR診断
• 住血吸虫-中間宿主貝間の感受性に関する分子生物学的解析
• 日本住血吸虫症及びメコン住血吸虫症の病態解析と免疫応答に関する比較研究
• アジアにおける住血吸虫症の疫学とコントロール
• 重症マラリア疾患モデルを用いた病理発現機序及び宿主免疫応答に関する研究
• 東南アジアにおける人獣共通感染性サルマラリアの疫学調査
• 寄生原虫および蠕虫類の微細構造と機能解析
• 環境DNAを用いた寄生虫性疾患の疫学調査

学生教育では患者さんの問診および検査データより、寄生虫疾患も鑑別診断に加える事の出来る幅広い視野を持った臨床医の養成を目的としています。また、国際医療協力分野にも関心を持たせ、現地の医療に携わる医師や医系行政官としてグローバルな視点で疾患をとらえることのできる人材の養成も目指しております。