呼吸器・アレルギー内科

診療内容

当科は、肺癌、気管支喘息、COPD、呼吸器感染症、間質性肺炎、肺胞蛋白症、びまん性肺疾患、慢性呼吸不全を中心とする呼吸器疾患と、リウマチ・膠原病、食物・薬物・ハチアレルギーなどの免疫疾患を対象に専門的な診療を行っています。
また、慢性呼吸器疾患の患者さんを対象に「包括的呼吸リハビリテーション」を、難治性気管支喘息の患者さんを対象に「気管支温熱療法(BT)」を、ニコチン依存症の患者さんを対象に「禁煙外来」を、睡眠時無呼吸症候群の患者さんを対象に睡眠ポリソムノグラフィーによる精密検査・治療を行っています。
日常検査としては、呼気NO測定、肺機能検査、末梢気道抵抗測定、気道過敏性試験(アストグラフ)、胸部X線検査、胸部CT、MRI、気管支鏡検査、経気管支肺生検、超音波気管支鏡診断(EBUS)、CTガイド下経皮的肺生検、シンチグラム、アプノモニター(簡易型睡眠時無呼吸診断)、睡眠ポリソムノグラフィー測定記録・自動解析、血管造影検査などを実施しています。

診療実績

平成30年度
外来患者延数 36,476人
入院患者数 1,147人

年間症例数(疾患名・検査・治療名)

疾患
肺癌 485名
縦隔腫瘍 23名
中皮腫(悪性胸膜中皮腫) 9名
COPD(肺気腫、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患) 1,771名
気管支喘息 1,500名
間質性肺炎、特発性肺線維症 807名
肺炎 514名
その他の肺炎(過敏性肺臓炎、好酸球性肺炎等) 35名
胸膜炎 52名
肺結核、結核性胸膜炎 105名
非結核性抗酸菌症 564名
気胸 35名
サルコイドーシス 117名
気管支拡張症 243名
肺胞蛋白症 10名
膠原病 関節リウマチ 582名
その他の膠原病 456名
睡眠時無呼吸症候群 359名
検査
気管支鏡 282件
経気管支肺生検 259件
EBUS 245件
CTガイド下経皮的肺生検 6件
治療
化学療法(化学療法室) 1,022件
睡眠時無呼吸症候群(CPAP) 337名
在宅酸素療法(HOT) 135名
在宅人工呼吸(BiPAP) 10名
気管支温熱療法(BT) 3名
禁煙外来 8名
呼吸リハビリテーション 73名
生物学的製剤 133名

特色

気管支喘息
喘息日誌の記載やピークフロー管理による症状のコントロール、また炎症マーカーの探索による病態の把握に努め、ステロイド吸入薬を中心とする抗炎症治療の早期導入により治療管理しています。難治性喘息に対する気管支温熱療法(BT)を導入し、有効な効果が得られています。
呼吸不全
COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎(肺線維症)、陳旧性肺結核などによる低酸素血症を伴う症例には、在宅酸素療法を施行し良好な結果を得ています。二酸化炭素の蓄積がみられるCOPDや肺結核後遺症などでは、患者さんの延命効果を期待するためには夜間の換気補助が不可欠であり、夜間の低酸素と高炭酸ガス血症を確認後、在宅酸素療法に加えて非侵襲的在宅人工呼吸療法を併用し、入院回数の減少やQOLの向上に努めています。また重症肺胞蛋白症の治療においては、体外膜型酸素化装置(ECMO)を併用した片肺全肺洗浄治療法を導入しており、良好な治療成績を得ています。
肺癌
地域における肺癌二次健診に積極的に参加し、肺癌の早期診断・最新治療(外科的療法を含む)に努めています。内科的治療としては、入院での化学療法や化学療法と放射線療法の併用療法並びに気管・気管支狭窄に対するステント挿入治療を施行し、退院後は外来化学療法で治療を継続し、QOLの向上を考慮した集学的治療を行っています。また、呼吸器外科とも連携を密にして、詳細なカンファランスを行い、毎週手術患者さんの検討会を行っています。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠ポリソムノグラフィー測定記録・自動解析装置による診断のため入院が必要となります。その治療として日常生活の指導とCPAPにより良好な成績を得ています。
関節リウマチ・膠原病
早期診断及び早期治療介入を積極的に行っています。また、生物学的製剤の導入など最先端の治療法により寛解に導き、患者さんのQOL向上に努めています。
禁煙外来
週に一日完全予約制にて禁煙外来を開設しています。禁煙診療では主にメンタルケアと薬物療法が行われます。個人面談にて、各人にあった方法と禁煙スケジュールを相談し、フォローアップしながら禁煙成功へと導き、良好な結果が得られています。
アレルギー外来
週2日完全予約制にてアレルギー外来を開設しています。食物、薬物、昆虫など様々なアレルギー疾患を対象に専門医が診療を行っております。アレルギーの原因を明確にし、患者さんひとりひとりが安心して生活できるよう適切な治療や対処について教育指導を行うことを目的としています。

その他

主要機器
呼気NO測定器、末梢気道抵抗測定装置(IOS)、超音波気管支鏡診断(EBUS)、アストグラフ、呼気凝縮液採取装置、気管支鏡(極細径含む)、気管支温熱療法装置、高周波スネア装置、ステント挿入機器、アプノモニター、睡眠ポリソムノグラフィー測定記録・自動解析装置、シンチグラム(換気、血流、その他)、CT、MRI、血管造影、ライナック
研究
  • COPDと気管支喘息患者における血清および呼気濃縮液中のDBPとSNPとの関係
  • RET融合遺伝子等の低頻度の遺伝子変化陽性肺癌の臨床病理的、分子生物学的特徴を明らかにするための前向き観察研究(LC-SCRUM-Japan)
  • 切除不能な進行・再発非小細胞肺癌患者に対するアテゾリズマブの他施設共同前向き観察研究(J-TAIL)
  • Cell free DNAを用いた次世代シーケンサーによるmultiplex遺伝子解析の有効性に関する前向き観察研究
  • 日本のハチ刺傷対策における疫学的調査
  • ハチ毒アレルギーにおけるアレルゲン免疫療法の奏功機序の解析
  • 肺癌に対する各種抗癌剤臨床研究
  • 気管支喘息、アスピリン喘息、COPDにおけるー塩基多型(SNP)の解析
  • アスピリン喘息の好酸球のアラキドン酸カスケードにおけるCOX-1の阻害に対するDBPの抑制解明
  • 喘息COPD合併例(ACO)の早期発見・早期治療の導入に関する研究
  • 特発性肺間質性肺炎に対する多施設共同前向き観察研究
  • 肺線維症動物モデルにおける病態解明および抗線維化薬の効果についての研究
  • 食物依存性運動誘発アナフィラキシー状態解明についての研究
  • ステロイド薬の骨粗鬆症に対する影響の検討

外来担当医および専門分野

氏名 職名 専門分野
福島 康次 主任教授 気管支喘息、肺癌、間質性肺炎、びまん性肺疾患、肺胞蛋白症、呼吸器感染症慢性閉塞性肺疾患、禁煙外来、睡眠時無呼吸症候群、呼吸器一般
杉山 公美弥 教授 気管支喘息、食物アレルギー、リウマチ・膠原病、慢性閉塞性肺疾患、呼吸器一般
平田 博国 准教授 気管支喘息、肺癌、慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎、ハチアレルギー、食物アレルギー、呼吸器一般
高山 賢哉 講師 肺癌、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー一般、呼吸器一般
舘脇 正充 講師 肺癌、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群、アレルギー一般、呼吸器一般
佐藤 英幸 講師 肺癌、慢性閉塞性肺疾患、禁煙外来、呼吸器一般
相馬 亮介 講師 肺癌、睡眠時無呼吸症候群、緩和ケア、呼吸器一般
増田 浩之 助教 気管支喘息、呼吸器感染症、慢性閉塞性肺疾患、呼吸器一般
時田 心悟 助教 肺癌、慢性閉塞性肺疾患、呼吸リハビリテーション、呼吸器一般
若山 知薫 助教 肺癌、慢性咳嗽、睡眠時無呼吸症候群、禁煙外来、呼吸器一般
大橋 真有子 助教 肺癌、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群、呼吸器一般
渡邉 浩祥 助教 肺癌、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群、呼吸器一般
仲野 堅太郎 助教 肺癌、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群、呼吸器一般
有福 一 助教 肺癌、呼吸器一般
城守 貞章 助教 肺癌、呼吸器一般
杉立 渓 助教 肺癌、呼吸器一般
佐藤 構造 助教 呼吸器一般
尾辻 尚龍 レジデント 呼吸器一般
病棟医長/舘脇 正充 外来医長/高山 賢哉 医局長/佐藤 英幸

外来曜日別診療医一覧表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日

堀中 繁夫
阿部 七郎
菊地 研
八木 博
金谷 智明
福嶋 博道
長沼 仁
中島 敏明
有川 拓男
天野 裕久
堀中 繁夫
阿部 七郎
菊地 研
八木 博
金谷 智明
福嶋 博道
長沼 仁
中島 敏明
有川 拓男
天野 裕久
堀中 繁夫
阿部 七郎
菊地 研
八木 博
金谷 智明
福嶋 博道
長沼 仁
中島 敏明
有川 拓男
天野 裕久
堀中 繁夫
阿部 七郎
菊地 研
八木 博
金谷 智明
福嶋 博道
長沼 仁
中島 敏明
有川 拓男
天野 裕久
堀中 繁夫
阿部 七郎
菊地 研
八木 博
金谷 智明
福嶋 博道
長沼 仁
中島 敏明
有川 拓男
天野 裕久
堀中 繁夫
阿部 七郎
菊地 研
八木 博
金谷 智明
福嶋 博道
長沼 仁
中島 敏明
有川 拓男
天野 裕久

阿部 七郎
八木 博
小尾 正太郎
阿部 七郎
八木 博
小尾 正太郎
阿部 七郎
八木 博
小尾 正太郎
阿部 七郎
八木 博
小尾 正太郎
阿部 七郎
八木 博
小尾 正太郎
阿部 七郎
八木 博
小尾 正太郎

初診の患者さんは火〜金曜日、完全予約制・要紹介状となっております。[健診後受診指示も含む]
ご予約は「心臓・血管内科」までお問合せください。

更新日 2019年5月24日