基盤教育部門

物理学

講師 藤森 俊明
助教 上坂 優一
非常勤講師 大森 理恵
研究内容

物理学教室では理論物理学、特に場の量子論や素粒子物理を研究対象とし、具体的には以下の内容について研究を行っている。

  • トポロジカルな物理と非摂動現象。
  • レプトンフレーバー非保存過程と新物理探索。
教育方針
将来医師になる学生に対し、単に医学に応用されている実用的な物理学の知識を断片的に紹介するのではなく、自然現象を論理的に追求・考察していく姿勢が身に着くような指導を心がけている。
担当教科

1年の1・2学期で「人体の物理学」を開講している。1学期には力学と電磁気学、2学期には弾性体と流体、振動・波動、原子・放射線など物理学における人体と関連の深い内容を指導する。また、「物理学実験」では「人体の物理学」で扱う様々な内容に関連したテーマの実験を体験することで、サイエンスの感覚を身に着け、数値データの分析の仕方と実験成果のレポートへのまとめ方を学んで欲しいと考えている。

医学部

1年 人体の物理学I、人体の物理学Ⅱ、物理学実験、コミュニティヘルスインターンシップ、アカデミック・スキル、放射線の基礎と医療、PBLテュートリアルI

看護専門学校

1年 看護物理学

化学

准教授 馬籠 信之
准教授 奥田 竜也
講師 梅澤 規子
技術員 大嶋 真由美、中里 彩加
研究内容
  • 心筋細胞収縮リズムの光制御
  • ペプチド性化合物を用いたDDS開発
  • 分子修飾電極を用いた電気化学センサの構築
教育方針
現代化学は物質の構造とエネルギーについての一貫した理論の上に構築されており、医学を学ぶ場合においても化学の基礎的な知識習得は必要不可欠である。それらを基にして、物質の構造と性質および変化の仕方を理解し、さらに生命現象を化学的に理解することを目指している。
担当教科

医学部

「高校課程での化学」と「基礎医学・臨床医学」とのつながりを意識し、基礎的な物理化学や有機化学の講義を通じ、化学的な観点に基づく医学の理解を図っている。

実習においては、基礎的な実験手法の習得だけでなく、研究倫理の一部として、記録や報告の仕方についても指導している。

1年 物質の科学、生体関連化学基礎、化学実験、医学研究実習、コミュニティヘルスインターンシップ(CHI)、アカデミックスキル、人文自然選択科目 等

看護学部

1年 化学

生物学

准教授 阿部 渉
准教授 川瀬 摂
技術員 早川 実佳
非常勤講師 大塚 待子
研究内容
  • 陸産緩歩動物(クマムシ類)の系統分類と生態に関する研究。
  • 無脊椎動物の生殖と発生に関する研究。
教育方針
専門科目(医学および看護学)を習得するうえで必要とされる生物学教育。
教養を豊かにし、人間形成を促すための生物学教育。
担当教科

医学部

「細胞の生物学I」(1学期)と「細胞の生物学II」(2学期)は、医学教育モデル・コア・カリキュラムに示された生物学関連の学修目標の達成を目指した必修科目であり、生命の基本単位である細胞の構造と機能を学ぶ。「生物学実習」は、座学で学んだ知識を実感の伴う理解へと発展させることが目的であり、ウシガエルの解剖や細胞などの顕微鏡観察を行うことで、脊椎動物の基本体制を理解するとともに、解剖用具と光学顕微鏡を正しく扱えるようにする。以上の講義と実習をとおし、第1学年後半から本格的に始まる医学専門科目を学ぶうえで必要とされる知識と技術を習得する。このほか、教養を身につけることにより重きを置いた選択科目(「薬用・有毒植物図鑑をつくろう!」、「発生・生殖生物学」)も開講している。
「生物学実習」には、魚類初期胚における聴側線器官の機能形態学を専門とする大塚待子先生も加わる。

1年 細胞の生物学I、細胞の生物学Ⅱ、生物学実習、薬用・有毒植物図鑑をつくろう!(1、2、3学期)、発生・生殖生物学(1、2、3学期)、アカデミックスキル、PBLテュートリアルI、コミュニティヘルスインターンシップ、細胞の生物学I勉強会、細胞の生物学II勉強会
2年 PBLテュートリアルⅡ、医学研究実習(ベーシック)
1〜6年 医学研究室配属

看護学部

近年、生命科学の進歩により色々な生命現象の原理が解明され、それを基盤としたバイオテクノロジーの革新は目覚ましい。このような時代の流れに翻弄されないため、しっかりとした生命科学の基礎知識を身につけることを目的とした「生物学」を1学年1セメスターに開講している。

1年 生物学

数学・統計学

講師 小笠原 健
研究内容
  • 整数論の研究
  • 医学統計の支援
教育方針
統計学は医学を含む自然科学分野のみならず、人文社会科学などにおいても今や必須の手法となっている。医学分野では「根拠に基づいた医療(Evidence Based Medicine(EBM)」の実現が求められており、統計学はそのなかで重要な役割を担っている。さらに、統計学の理論の土台・根拠となっているのが数学であり、統計学の様々な手法は微分積分学や線形代数学を応用して考案されている。本講座では、数理的な背景も踏まえながら統計学を正しく教育し、研究者としての側面も備えた医師の輩出を目指している。
担当教科

医学部

1年 数学、統計学、人文自然選択(数学的思考法を学ぶ)、PBLテュートリアル I、アカデミックスキル、コミュニティヘルスインターンシップ
3年 予防医学・臨床疫学

健康スポーツ科学

准教授 村山 晴夫
講師 枝 伸彦
研究内容
  • スポーツ外傷
  • 競技力向上
  • 健康維持・増進
  • 運動免疫学
  • 運動皮膚科学
  • コンディショニングのためのスポーツ医学
教育方針
将来、医師・看護師として社会に奉仕するため、身体運動やスポーツの実践、さらには健康科学理論を学ぶことで、心身の健全な発達を目指す。
担当教科

医学部

1年 スポーツ科学、健康科学、アダプテッドスポーツ、スポーツ医学について学ぶ、コミュニティヘルスインターンシップ(CHI)、PBLテュートリアルⅠ、アカデミックスキル
2年 医学研究実習(ベーシック)
4年 医学研究実習(メディカル)、公衆衛生学実習
1〜6年 医学研究室配属

看護学部

1年 スポーツと健康

看護専門学校

1年 健康と保健体育

心理学

講師 野畑 友恵
研究内容
  • スケジュール感受性とルール支配行動
教育方針
医療の実践には、多くの医療従事者と協働し、さまざまな患者と向き合うことが求められる。同僚や患者と向き合う過程は、自己と向き合う過程でもあり、自他との適切なコミュニケーションによって最良の医療を行うことができる。人のものごとの捉え方や行動のしくみを知ると、人々が多様な価値観を持つことは自然であると理解し、コミュニケーションの重要性を再認識するだろう。多様性のある社会の中で自分らしくあるために、自己や他者を尊重する態度を養うことを目指している。
担当教科

医学部

1年 メディカル・プロフェッショナリズムI、臨床心理学、発達心理学、コミュニティヘルスインターンシップ、PBLテュートリアルI
2年 医学研究実習(ベーシック)
3年 メディカル・プロフェッショナリズムⅢ

看護学部

1年 発達心理学
2年 臨床心理学

助産学専攻科

1年 家族の心理・社会学