学部長挨拶

看護学部長 板倉 朋世
看護学部長 板倉 朋世

 獨協医科大学は 2023年(令和5年)に開学50周年を迎え、看護学部も創立17年目へと歩みを進めています。その歩みの中で、多くの卒業生が栃木県内の保健医療福祉関係機関に就業し、看護師や保健師として人々の健康課題の解決に貢献する看護専門職者として活躍しています。
 今年度からはNEXT50がスタートし、これまでの50年を基盤として、I have a dream,We have a dreamを具現化していこうとしています。看護学部でも令和6年から学生数を145名に増員する予定です。これまでは看護師・保健師のダブルライセンス取得のみでしたが、今後は看護師と助産師、看護師と養護教諭1種のダブルライセンス取得も可能になります。自分の手でキャリアをデザインして夢の実現に向けて歩んでください。
 看護学部では、社会から信頼され、人々の健康課題の解決並びに保健医療福祉の質の向上に貢献していくために、自己教育力を基盤とし、看護実践能力を高めながら看護専門職としてのプロフェッショナリズムを醸成し続けられる自律した看護専門職者の養成を目指しています。そのために、看護の対象である「人々」「地域社会」「暮らし」「看護」について授業や早期からの実習を通じて理解できるカリキュラムを整えました。また、大学病院をはじめとする医療施設、保健福祉施設、教育施設等の多様な現場での臨地実習を通じて、「人々」「地域社会」「暮らし」「看護」を学修し、看護実践能力の修得を目指しています。さらに、医学部との合同授業や充実した実習教育を通じてプロフェッショナリズムを醸成していける特色あるカリキュラムを提供しています。
 授業では、タブレット端末を活用したICT教育体制を整えています。オンラインでのグループ討議やアンケートへの回答をリアルタイムで把握して、学生と教員が双方向にやり取りをする対話型の学習ができるように取り組んでいます。また、学習環境は、最先端の医療が学べる大学病院、県内最大級の医療関係図書の蔵書数を誇る図書館、憩いの場となるカフェテリアや学生食堂、清潔感がありプライバシーが確保された学生寮などがあります。みどり豊かな森の中のキャンパスは、看護を学び、学生生活を満喫する環境に恵まれています。多くの皆さんが本学部の門をくぐられることを心待ちにしています。

令和5年4月