履修の方法と進級の要件

履修の目標

医科大学は、学問の性質上卒業までに履修すべき科目が極めて多い。各学年において履修するよう定められている科目(単位)は、学年ごとに必ず修得しなければならない。
それぞれ学年ごとに定める要件を満たし得ない時は、原則として進級できず、留年となる。

履修の心得

医学教育を履修するうえにおいて、人体および人体標本を用いることは、人体の構造と機能、疾病の病理・病態を深く理解するためには不可欠である。しかし、学習者によって、人体標本等の画像をインターネット上に流布することは、人体および人体標本に対して礼意を欠くと同時に、医学教育と研究に大きな支障を来すような事態を引き起こすこととなる。よって、本学では、教員の許可なく学生が以下の行為を行うことを禁ずる。

  • 講義・実習での人体および人体標本の撮影・録画並びに録音
  • 動物および動物標本の撮影・録画並びに録音
  • スライドで供覧される標本などの撮影や他者への供覧(ブログ、ツイッター、SNS、ファイル共有ソフトの使用等を含む)
  • 講義・実習に関連して入手した画像や個人情報等の他者への供覧

履修の方法

  • 当該学年の必修科目はすべて履修する。
  • 当該学年の選択必修科目については、同一学年に開講される選択必修科目のうち、必ず1科目履修し単位を修得する。
  • 当該学年の自由選択科目の履修は任意であり、進級及び卒業の要件には係わらない。但し、各学年において履修できる単位数には上限が設けられている。

    • 「公募推薦(地域特別枠)」及び「栃木県地域枠」の入学者は、「地域包括医療実習」の履修を必須とする。
    • 「海外地域医療研修」は、第3学年・第4学年を対象としており、夏休みの期間にフィリピンにおける大学や地方の診療所等を中心とした実習を行う。参加できる人数は6名程度としているため、選抜の試験を行い決定する。
    • 「医学研究室配属」は、第1学年から第6学年まで開設しており、個々の希望する研究室において研究に参加することができる。履修は、単年度でも連続した年度でも可能である。なお、本科目を2年間以上受講し、研究活動の実績が認められた者については、初期臨床研修を行いながら大学院医学研究科に在籍(形態学系・機能学系・社会医学系に限る)することができる。なお、「医学研究室配属」は配属先を複数選択できるが、1つの配属先につき1単位として計算する。
    • 「英語特別研究」は第3学年・第4学年を対象に開設し、より専門的な英語を修得する集中講座である。
    • その他自由選択科目については自分の興味・関心に応じて選択することができる。
      <第1学年>

      必修科目35単位(35科目)

      選択必修科目29単位(38科目)のうち4単位(3科目)を修得すること。

      自由選択科目5.5単位(9科目)のうち3単位まで履修登録可能。

      <第2学年>

      必修科目36.5単位(28科目)

      自由選択科目7単位(12科目)のうち3単位までを履修登録可能。

      <第3学年>

      必修科目36単位(29科目)

      自由選択科目14単位(25科目)のうち3単位までを履修登録可能。

      <第4学年>

      必修科目29.5単位(27科目)

      自由選択科目12単位(21科目)のうち3単位までを履修登録可能。

      <第5学年>

      必修科目67単位(1科目)

      海外研修2週(希望選択)

      自由選択科目4.5単位(8科目)のうち3単位まで履修登録可能。

      <第6学年>

      必修科目22.5単位(17科目)

      自由選択科目3単位(5科目)のうち1.5単位まで履修登録可能。

進級要件、卒業判定

第1学年進級要件
  • 次の第1号及び第2号の両方を満たした者を進級とする。
    • 第1学年で履修すべき科目すべてに合格すること。
    • 全科目(自由選択科目を除く。以下同じ。)の平均点が原則として65点以上であること。
  • 前項を満たさないが、次の第1号から第3号をすべて満たした者を仮進級とする。
    • 物理学実験、化学実験、生物学実習、コミュニティヘルスインターンシップ(CHI)の4科目すべてに合格すること。
    • 不合格科目の合計単位数が6単位以下であること。
    • 全科目の平均点が原則として65点以上であること。
  • 前2項のいずれの条件も満たさない者を留年とする。
  • 留年となった者は、第1学年の必修科目ならびに所定の選択必修科目をすべて再履修しなければならない。
第2学年進級要件
  • 次の第1号から第3号のすべてを満たした者を進級とする。
    • 第2学年で履修すべき科目すべてに合格すること。
    • 全科目の平均点が原則として65点以上であること。
    • 総合試験の成績が当該年度の合格基準に達していること。
  • 前項を満たさないが、次の第1号から第4号をすべて満たした者を仮進級とする。
    • 解剖学実習、組織学実習、脳実習、生化学実習、植物機能生理学実習、神経生理学実習、微生物学実習、病理学総論実習の8科目すべてに合格すること。
    • 不合格科目の合計単位数が6単位以下であること。
    • 全科目の平均点が、原則として65点以上であること。
    • 総合試験の成績が当該年度の合格基準に達していること。
  • 前2項のいずれの条件も満たさない者を留年とする
  • 留年となった者は、第2学年の必修科目をすべて再履修しなければならない。
  • 仮進級の者は、第1学年時に修得できなかった科目の試験に合格しなければ、他の条件を満たしていても第3学年に進級も仮進級もできない。
第3学年進級要件
  • 次の第1号から第3号のすべてを満たした者を進級とする。
    • 第3学年で履修すべき科目すべてに合格すること。
    • 全科目の平均点が原則として65点以上であること。
    • 総合試験の成績が当該年度の合格基準に達していること。
  • 前項を満たさないが、次の第1号から第4号をすべて満たした者を仮進級とする。
    • 医動物学実習、病理学各論実習、薬理学実習、衛生学実習、アドバンストコミュニティヘルスインターンシップ(ACHI)の5科目に合格すること。
    • 不合格科目の合計単位数が6単位以下であること。
    • 全科目の平均点が、原則として65点以上であること。
    • 総合試験の成績が当該年度の合格基準に達していること。
  • 前2項のいずれの条件も満たさない者を留年とする。
  • 留年となった者は、第3学年の必修科目をすべて再履修しなければならない。
  • 仮進級の者は、第2学年時に修得できなかった科目の試験に合格しなければ、他の条件を満たしていても第4学年に進級も仮進級もできない。
第4学年進級要件
  • 次の第1号から第3号のすべてを満たした者を進級とする。
    • 第4学年で履修すべき科目すべてに合格すること。
    • 全科目の平均点が原則として65点以上であること。
    • 共用試験(CBT、OSCE)の成績が、本学の定める当該年度の合格基準に達していること。
  • 前項を満たさないが、次の第1号から第4号すべてを満たした者を仮進級とする。
    • 公衆衛生学実習、法医学実習の2科目に合格すること。
    • 不合格科目の合計単位数が6単位以下であること。
    • 全科目の平均点が、原則として65点以上であること。
    • 共用試験(CBT、OSCE)の成績が、本学の定める当該年度の合格基準に達していること。
  • 前2項のいずれの条件も満たさない者を留年とする。
  • 留年となった者は、第4学年の必修科目をすべて再履修しなければならない。
  • 仮進級の者は、第3学年時に修得できなかった科目の試験に合格しなければ、他の条件を満たしていても第5学年に進級も仮進級もできない。
第5学年進級要件
  • 次の第1号から第3号のすべてを満たした者を進級とする。
    • 所定の必修科目に合格すること。
    • 臨床実習のすべての科に合格すること。
    • 第5学年において複数回実施する総合試験の成績を総合的に判断し、当該年度の合格基準に達していること。
  • 前項第1号及び第3項を満たすが、臨床実習において不合格科目があり、それが2科以下の場合は仮進級とする。
  • 前2項のいずれも満たさない者を留年とする。
  • 留年となった場合は、原則として第5学年の課程をすべて再履修しなければならない。ただし、一部の履修を免除することがある。
  • 仮進級の者は、第4学年時に修得できなかった科目の試験に合格しなければ、他の条件を満たしていても第6学年に進級も仮進級もできない。
  • 本学が実施する海外研修は、臨床実習の一環として認定され、その間のCCの履修は免除される。
卒業要件
  • 次の第1号から第4号をすべてを満たし、第2次卒業試験の成績が当該年度の合格基準に達している者を卒業とする。
    • Post-CC OSCEの成績が、本学の定める当該年度の合格基準に達している者を卒業とする。
    • 第6学年で履修すべき科目すべてに合格すること。
    • 第6学年で履修すべき全ての科目のうち、ACC実習を除いたものの定期試験全体を第1次卒業試験と定義し、第1次卒業試験の平均点が原則として65点以上であること。
    • 第1次卒業試験の最終成績のGPAが1.0以上であること。
  • 前項第1号から第4号をすべて満たし、第3次卒業試験の成績が当該年度の合格基準に達している者を卒業とする。
  • 前2項のいずれの条件も満たさない者を留年とする。留年となった場合は、第6学年の課程をすべて再履修しなければならない。
    ただし、再履修に際しては、一部の課程について履修方法を変更することがある。
  • 仮進級の者は、第5学年時に修得できなかった科の臨床実習に合格しなければ、卒業できない。