医療に係る安全管理のための指針
医療に係る安全管理のための指針(基本方針)についてはこちら(230KB)をご確認ください。
FAX0282-87-2416
センター長 | 窪田 敬一 |
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医療に係る安全管理のための指針(基本方針)についてはこちら(230KB)をご確認ください。
獨協医科大学病院では、特定機能病院として高度かつ専門的な医療を提供しています。
平成28年6月より、「特定機能病院の承認要件の見直し」(「医療施行規則の一部を改正する省令:平成28年厚生労働省110号・6月10日付」厚生労働省)により、特定機能病院における医療安全対策が強化されました。
当センターでは、院内の医療安全・推進を目的とした「医療安全管理部門」と、高度かつ専門的な医療を安全に提供する目的とした「新規医療技術等管理部門」の2部門を設置しました。従来から取り組んできた医療安全対策をより具体的に、部署を超えて組織的な取り組みとして活動しています。
獨協医科大学病院は、本院の理念に基づいた人間的医療を全うさせるため、全教職員が患者さんとより良い信頼関係を構築し、医療事故防止(安全管理体制の確保)に努めています。
医療安全管理部門 | 新規医療技術等管理部門 |
部門長 | 辰元 宗人 |
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組織横断的に院内の安全管理を担う部門であり、医療安全管理に関する教職員の意識向上や指導に日々取り組んでおります。
また、事故発生時の対応状況の確認や原因究明を行うとともに、問題点を分析し再発防止を立案する等の活動を積極的に行っております。
院内における医療事故を未然に防止し、安全かつ適切な医療の提供体制を確立することを目的に設置しております。
【主な活動内容】
セイフティマネージャーは、各部門と医療安全管理委員会とを結ぶ役割を担うものであり、両者の密接な連絡を図ること、さらに医療事故防止対策を実効あるものとするために、医療安全管理委員会の下部組織としてセイフティマネージャー委員会を設置しております。
【主な活動内容】
患者の急変する前の兆候を捉え、致死性の急変に至るのを未然に防ぐ院内の救急医療体制等を構築するため、RRS委員会を設置しております。
【主な活動内容】
各診療科等が作成するICに必要な説明書、同意書、説明用補助資料の内容が、病院が定める所定様式、又は説明に必須となる事項等の基準を満たすものであるかを一元的に審査・管理するため、IC委員会を設置しております。
【主な活動内容】
本院では、医療安全の推進を図る上で、教職員一人一人が安全に対する意識を高め、対応能力を向上させることが重要であると考えております。
また、医療安全に関する基本的な考え方及び具体的方策について、病院全教職員へ周知徹底をはかるため、全教職員を対象とする研修会を年間4回以上開催し、医療事故防止に対する意識の高揚を図っております。
医療安全講習会実施風景
医療安全管理委員会委員並びに安全管理者がそれぞれ実施している院内安全管理ラウンドにおいて、安全情報の確認並びに医療事故防止対策マニュアルの使用状況、診療記録の記載状況、環境物品の整備状況等について、各現場で適切に行われているか定期的な確認・検証を実施しております。
診療の質における問題点を発見し改善のサイクルを実践する方策として、死亡事例や重大合併症例に対するM&Mカンファレンスを全ての教職員を対象として、多職種横断的に定期開催しております。
平成18年度から、私立医科大学病院相互ラウンドを実施しております。私立医科大学協会に加盟している29の私立医科大学付属病院間において、医療事故防止のため第三社的視点から検証を実施し、病院の医療安全の強化と改善につなげるため、毎年9月~3月の間に実施しています。平成28年度からは、ピアレビュー(特定機能病院相互立ち入りに伴う技術的助言)として実施しています。
大学病院には、質の高い医療提供のみならず、医療従事者の育成及び新たな診断・治療方法の確立により臨床医学の発展の推進が求められており、これらの実践には患者側の視点に立った安全性の高い医療の提供が不可欠であります。
また、医療上の事故等が発生した場合には、社会に対してその事実と改善策を公表することにより、医療安全管理を徹底するだけでなく、ほかの医療機関での再発防止に資すること、及び医療の透明性を高め、国民からの信頼性の向上に資することが重要であります。
本院では、上記のような社会的責務を果たすことを目的に、患者さん並びに御家族様の心情や社会的状況、プライバシー等に十分に配慮した上で、医療事故情報を公表いたします。