病院長あいさつ

国際観光都市Nikkoの基幹病院に相応しい医療サービスの提供

獨協医科大学日光医療センター 病院長 安 隆則
獨協医科大学日光医療センター
病院長 安 隆則

新型コロナウイルス感染症蔓延により、世界中の人々が多大なる影響を受けております。各医療機関はその最前線に立って新型コロナウイルス感染症の対応にあたる施設とそれを後方支援する施設とがお互いに連携し、この国難を乗り越えねばなりません。

当センターは、獨協医科大学病院、埼玉医療センターに加えて三つ目の医科大学付属病院として、平成18年、日光連山のふもとの風光明媚な水の美味しい国際観光都市、日光に誕生いたしました。最寄りの駅は東武線の新高徳駅で、都内の浅草から1時間55分です。日光医療センターには、診療部門・地域医療部門・中央部門・薬剤部・看護部・医療安全推進部・感染制御部・地域連携・入退院支援センターがあります。診療部門には、呼吸器内科、消化器内科、心臓・血管・腎臓内科、循環器内科、脳神経内科、糖尿病・内分泌内科、膠原病・アレルギー内科、皮膚科、放射線科、病理診断科、外科、呼吸器外科、心臓・血管外科、整形外科、脊椎センター、泌尿器科、形成外科、麻酔科の計18診療科、地域医療部門の感染症内科、観光医療科、三依診療所を併せますと合計で20科・1診療所にて診療を行っております。

当センターは、医科大学付属病院としての特性を生かし、かつ国際観光都市日光の基幹病院として、最新の医学技術と最先端の医療機器を備え、中規模病院の小回りの良さを利用して、地域が求める急性期医療と高度医療、そしてリハビリテーションを切れ目なく提供します。特に地域が求める急性期医療には全力で取り組み、「救急車を断らない病院」として栃木県民、周辺医療機関、そして行政から頼りにされる施設を目指します。具体的には、救急車と近隣医療機関からの救急患者受け入れ要請に対して95%以上の受け入れを目指します。同時に医師や医療スタッフの働き方改革においても真剣に取り組み、適切な人の配置とIoT導入を臨機応変に進めていきます。命は規格化を拒みます。したがって、私たちは、患者様1人1人に寄り添ってテイラーメイドの医療サービスを提供していきます。 患者様の健康増進にプラスとなることは、多少辛口となりますが提言させていただきます。

平成28年、日光医療センターは栃木県で10番目の災害拠点病院としての指定を受けました。災害拠点病院とは、災害対策基本法に基づいて都道府県知事が指定する病院で、県内や近県で災害が発生し、通常の医療体制では被災者に対する適切な医療を提供する事が困難な場合に、都道府県知事の要請により、傷病者の受け入れや医療救護班(DMAT)の派遣を行う病院です。

また、高齢になるに伴い著しく増加する首の痛み、腰の痛み、足のしびれの原因に脊椎の病気がございます。令和2年度より脊椎疾患内視鏡手術の第一人者である南出晃人教授が当センターに参画しました。外科には新しく山口悟教授が就任され、消化器内科の佐藤愛講師と強力なタッグを組んで、より一層充実した診断そして治療を提供できるようになりました。泌尿器は常勤医2人体制に戻り、幸(ゆき)英夫准教授が柱となって高度医療を提供します。病理診断科には山口岳彦教授が就任され、当地域の病理診断の質の向上に貢献していただきます。年3~4回オープンCPCを当センターで開催予定ですので、開業医の先生方にも是非参加していただきたいと思います。医療機器につきましては、MRI(磁気共鳴画像診断装置)2台、CT装置1台フル稼働し、患者様がお待ちいただくことなく精密な検査が可能です。またこれらの高額画像診断装置は、近隣の開業医の先生にもオープンに利用できるようにしております。また、日光医療センターの特色の一つである人間ドック(温泉宿泊型人間ドック)は、国内外の利用者の皆様から大変満足していただいており、今後も継続します。

今後も近隣医療機関の皆様や平成31年4月1日に設立された全国8番目、北関東初の地域医療連携推進法人「日光ヘルスケアネット」を通して医療機関相互・介護施設の連携を密なものとし、地域医療に努めるとともに、患者様に「ここで医療を受けてよかった」と満足して帰っていただけるように、人材育成や院内協力体制の強化、職場環境の向上にも取り組んでまいります。皆様からの病院に対するご意見を是非お聞かせください(管理課nmc-kanri@dokkyomed.ac.jp)。皆様からの喜びの声は職員に勇気を与え、皆様からの叱咤激励は職員に気づきを与えてくれ、皆様の病院の質の向上につながります。職員一同、信頼される病院をめざし更なる努力をしてまいりますので、これまで以上のご支援いただけますようお願いいたします。

令和2年6月13日

獨協医科大学日光医療センター
病院長 安 隆則