領域の紹介
老年看護学領域では、誰しもが経験したことのない「高齢者」を理解するために、演習では普段学修している大学内において、自宅で生活する高齢者を疑似体験しています。20歳代の私の生活との違いを比較し、高齢者の心身の変化を考察します。加齢と老化を理解し、学生が高齢者をイメージしやすいよう、講義の内容を組み立てています。そこから、高齢者のもつ「できる力」を捉えるために観察する必要性をふまえ、観察点を整理しながら高齢者に必要な看護内容を考えていきます。高齢者看護の全科目を通して、情報を的確にとらえ、必要な支援を考え、看護の想像性を膨らませ、対象に必要な看護ケアについて、グループ・ディスカッションを通して自ら応えを見出していく学修を支援しています。