在宅看護学

領域の紹介

在宅看護学では、基礎分野・専門基礎分野・専門分野の学習を活用し、療養者・家族を総合的に理解します。在宅療養者とその家族を全人的に捉え、生活を重視した視点から、在宅療養継続を支援するための制度や社会資源の活用を学び、対象者の個別性に応じた課題解決方法や看護実践方法、その人の生き方を支える支援について学修します。

担当科目

在宅看護援助論

在宅療養者とその家族を対象にした看護援助について学修します。
医療機関と自宅との療養生活の移行を円滑に進める入退院支援や、在宅療養を支援する多職種間の協働について学修します。また、日常生活支援のための看護技術を在宅療養の場で応用・展開するための看護方法や、在宅看護の特徴的な医療処置、看護方法について学修します。

在宅看護学実習

在宅療養者とその家族を受け持ち、看護過程を展開します。
地域の保健医療福祉サービス機関と連携しながら、対象とその家族の自立やQOLの向上を図るために必要な基礎的な看護実践能力を修得します。

卒業研究のテーマ

  • 認知症を持つ糖尿病在宅療養者の家族に対し訪問看護師が行う支援
  • 認知症高齢者を介護する家族の現状と訪問看護師の支援
  • 訪問看護ステーションに就職した新卒訪問看護師の就労上の課題
  • 医療依存度の高い療養者の在宅生活が安定に至るまでの家族の経験

総合実習のテーマ

  • 医療依存度の高い療養者とその家族に対する在宅支援について学ぶ
  • 訪問看護のやりがいについて個々の経験や看護観を学ぶ
  • 認知症高齢者を介護する家族の現状から訪問看護師の役割を学ぶ
  • 慢性疾患療養者の悪化予防に対する看護師の支援について学ぶ

教員紹介

准教授 甲州 優
講師 上野 満里
講師 関 由香里