診療看護学

領域の紹介

臨床の場では、対象者のわずかな変化や訴えから状態を判断し、適切な看護や治療につなげる力が求められます。そのため診療看護学領域では、対象者の心身から得られるさまざまな情報を元に、状態・状況を的確にアセスメントし、根拠をもって判断する臨床推論の力を養います。また、看護は多職種との協働の中で実践されます。本領域では、医師をはじめ多くの医療・福祉職などと連携し、チームの一員として役割を果たすためのチームワーク・多職種連携能力を高めることも重視しています。臨床推論とチームワーク・多職種連携の両方の能力を養うことで、対象者中心の視点をもち、考え、連携し、行動できる看護職としての実践力の基礎を身につけることを目指します。

臨床推論

対象者の状態を適切に把握するためには訴えや表情、バイタルサイン、検査データなど、多くの情報を元に状態を判断する必要があります。本科目では、これらの情報を統合し、対象者の状態・状況を的確に把握し、緊急度や重症度を判断するための思考過程(臨床判断)を学びます。臨床推論を学ぶことで、「気づく」「考える」「判断する」という一連の看護実践力を高め、安全で質の高い看護を提供できる基盤を養います。

多職種連携実習

病院および地域で療養する対象者の健康を支えるためには、看護職だけでなく、さまざまな専門職との連携が欠かせません。本科目では、保健・医療・福祉分野におけるチームの機能や役割について学ぶことを目的に、各専門職の多職種連携・協働の実際を体験的に学びます。他職種の実践場面を見学し意見交換することを通して、多職種連携の意義および、将来の看護実践につなげるための自己の課題について考察します。

教員紹介

教授 川野 道宏
準教授 齋藤 道子