こころの診療科

診療部長
井原 裕

外来リニューアルオープン

 令和2年6月24日より「こころの診療科外来」がリニューアルオープンします。場所は コチラをご参照ください。


 新型コロナウイルス関連の精神障害の方の新規予約を始めました。ここのところ、発熱・咳・たんなどの症状はないものの、心身の不調が続いている方で、薬物療法が必要かどうかの判断をご希望の方、健康増進・健康維持についての精神科的・心療内科的なアドバイスをお望みの方は、ぜひご相談ください。

 また、引き続き、うつ病・不安障害・不眠症、不登校・引きこもり、発達障害、意欲減退などでお困りの方を診療しています。当科は「薬に頼らない診療」を実践してきました。気軽に「こころの診療科外来」にいらしてください。

 まずは、お電話にて事情をうかがわせていただきます。(月)から(金)の12:00~15:00、当院(048-965-1111)「こころの診療科外来」までどうぞ。

 なお、現在、かかりつけがおありの方は、主治医の紹介状(診療情報提供書)をお持ちください。

診療内容

 当科は本邦の大学病院で唯一の「薬に頼らない精神科」です。患者さんは、精神科に薬物療法だけを求めているわけではないはずです。薬物療法偏重(いわゆる「薬漬け」)の現状に抗して、私どもは一石を投じるべく療養指導・精神療法中心の治療をめざしています。過量処方に疑問をお感じの患者さん、強力な薬物療法を希望しない患者さんは、どうぞ当科へおこしください。

特色:薬に頼らない治療

 薬は使わないわけではありませんが、必要な範囲にとどめています。外来患者さんの約40%は「投薬なし」です。薬物療法よりも、睡眠や生活リズムをめぐる療養指導に力を入れています。「無理なく、無駄なく、穏やかに」ヘルシーな生活を送ることで、はつらつとした日々を取り戻しましょう。

★うつ病・適応障害・不安障害★
 うつ状態を呈する精神障害には、うつ病・適応障害・不安障害など、さまざまなものがあります。そして、そうした患者さんは、男性でも女性でも、若年でも中年でも高齢でも、睡眠不足、不安定な睡眠相、過度の飲酒(成人の場合)、運動不足、対人交流の乏しさなど、生活習慣上の問題を伴っていることがほとんどです。医師の指導のもと、それらを少しずつ是正していけば、必ずしも薬物を使わなくても軽快していきます。もちろん不眠症の場合にも、就床・起床パターンと日中の活動量の見直しによって、依存性の高い睡眠薬を使わなくても治っていきます。
★不登校・引きこもり・学業不振★

 不登校の場合、学校不適応にくわえて、「よいっぱりの朝ねぼう」となっている場合があります。まずは、睡眠・覚醒時間を正常化します。次に、遅れての登校、相談室登校、部活のみの登校など、ご本人の事情に応じて実現可能性の高いものを探っていきます。必要に応じて、塾通い、フリースクール、単位制高校への転校なども考慮します。

★発達障害★

 不登校・引きこもり・学業不振の背景には、発達障害が隠れていることがあります。当科では、臨床心理士と連携しながら、必要に応じて各種心理検査を行っています。

 自閉症スペクトラム障害(アスペルガー障害を含む広汎性発達障害)の場合、対人関係におけるコーチングが治療の中心です。患者さんにとって、得意なことは、ある知的テーマについて深く追求すること、苦手なことは、人のこころを察することです。したがって、得意なことをどんどんやって自信を深め、同時に、苦手な対人場面での対処方法について、一緒に考えていきましょう。

 注意欠陥・多動性障害(ADHD)の場合、多動性を吸収してくれるものがあれば、問題は軽減します。できることを個性に応じて探し、建設的な活動性を表現していきましょう。ただし、ゲームへの没頭はよくありません。楽器、ダンス、スポーツ、コンピューター、絵、工作、そろばん、料理など、将来につながるような、自己表現の喜びと心地よい疲労感を感じられる「何か」を探しましょう。

★働く人のメンタルヘルス★

 当科では、就業継続と並行して治療を行います。こころの健康を守る際に、ビジネスパーソンとしての可能性を損ねることがあってはいけません。ストレス状況の回避は一時的な効果しかもたらさず、長期の自宅療養は能力低下をまねきます。そこで、当科では、長期休職を控え、産業医や事業者と診断書・診療情報提供書等を介して密に連携し、「条件付き就業継続」の具体案を示すことで「働きながら治す、治しながら働く」ことを支援します。その際は、働き方改革関連法、労働安全衛生法等の労働関連法規に基づき、事業者側に専門家意見を提案します。


お問い合わせ

 当科は、初診・再診とも全例予約制です。また、原則として、他の医療機関からの紹介状をお持ちの患者さんと当院診察券をお持ちの患者さん(院内他科受診歴のある人)を優先しております。年齢については、すべての世代の方を受診させていただいております。
 まずは、お電話にて事情をうかがわせていただきます。(月)から(金)の12:00~15:00、当院(048-965-1111)「こころの診療科外来」までどうぞ。

セカンドオピニオン外来

 なお、セカンドオピニオン外来をご希望の患者さんは、主治医の紹介状(診療情報提供書)をお持ちください。患者さんとご家族の両方からお話をうかがうとともに、紹介状(診療情報提供書)の情報を参考にしながら、当科医師の精神医学的判断および意見を提供いたします。
 まずは、当院(048-965-1147)「総合患者支援センター・医療連携部門」にご一報ください。

他の医療機関の主治医の先生方へのお願い


★地域医療機関の機能分担にご協力ください★

 埼玉県東部地域においては、精神科を擁する総合病院は当院だけです。当科は、190万人を超える巨大医療圏における唯一の総合病院精神科となっております。そのため、現在、総合病院にのみ可能な診療(うつ病・不安障害・不眠症、不登校・引きこもり、発達障害の外来治療、身体疾患闘病中の方のこころのケアと治療)に専念しております。

 一般精神科医療機関(統合失調症、認知症など)にても治療可能な患者さんについては、原則としてそちらでの診療活動を尊重させていただき、当科としては診療を控えさせていただいております。したがって、他の医療機関からの紹介患者さんは、診察の結果、紹介元にお戻りいただくことがございます。

 総合病院精神科と一般精神科医療機関との機能分担にご理解いただき、なにとぞ、お許しのほどをお願い申し上げます。

★紹介時のお願い★

 精神科・心療内科の先生方におかれましては、難治性うつ病・治療抵抗性うつ病・双極Ⅱ型障害の患者さんをふるってご紹介ください。なお、当科は精神科の入院病床がありませんので、入院が必要な患者さんのご紹介はお控えください。

 小児科の先生方におかれましては、不登校・引きこもり、発達障害、プラダー・ウィリー症候群などの患者さんは、どうぞご紹介ください。

外来担当医とその専門分野

氏名 職名 専門分野
井原 裕* 教 授 思春期精神医学、うつ病、プラダー・ウィリー症候群
田中 伸一郎* 准教授 思春期精神医学、うつ病、リエゾン精神医学
五明 佐也香 学内助教(兼) 外傷診療、熱傷、救急の精神医学
中根 えりな* 学内助教 臨床精神医学、思春期精神医学
斎間 草平 助教 精神腫瘍学、臨床精神医学
江畑 琢矢* 学内助教 臨床精神医学、思春期精神医学
近藤 忠一 学内助教 救急の精神医学、臨床精神医学
小野崎 弥生 レジデント 臨床精神医学
永山 有希* レジデント 臨床精神医学
儀藤 政夫 非常勤講師 臨床精神医学
木本 慎二 非常勤助教 臨床精神医学
佐藤 圭吾 非常勤医 臨床精神医学、発達障害
赤松 直哉 非常勤医 臨床精神医学
小西 康仁 非常勤医 臨床精神医学
尾形 広行* 公認心理師 心理臨床、プラダー・ウィリー症候群

外来曜日別診療医一覧表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日

(初診・再診)
井原 裕 教授
田中伸一郎准教授
中根えりな医員

(再診)
近藤忠一 医員
木本慎二(非)医員
(初診・再診)
中根えりな医員  
江畑琢也 医員

(再診)
儀藤政夫(非)講師



(初診・再診)
斎間草平 医員
江畑琢也 医員
赤松直哉(非)医員 

(再診)
五明佐也香 医員 
(初診・再診)
井原 裕 教授
田中伸一郎准教授
永山有希 医員

(初診・再診)
田中伸一郎准教授
中根えりな医員
永山有希 医員 
小西康仁(非)医員

(再診)
近藤忠一 医員
小野崎弥生(非)医員
(初診・再診)
井原 裕 教授
江畑琢也 医員
永山有希 医員 
佐藤圭吾(非)医員


尾形広行 臨床心理士 尾形広行 臨床心理士 尾形広行 臨床心理士

◎初診の患者さんの予約、再診の患者さんの予約変更は下記にご連絡ください。
(月)から(金)の12:00~16:00、当院(048-965-1375)「こころの診療科外来」

令和2年10月現在

048-965-1375