臨床検査部・輸血部

診療部長
春木 宏介

診療内容

臨床検査技師が医師と協力して診療に関与するチーム医療に参画しております。チーム医療では技師の立場から栄養サポートチーム、糖尿病教室、肝臓病教室、院内感染対策に加わっております。

特色

検査部門は大きく分けて検体系と生理機能系にわかれます。検体系が血液、骨髄、尿、糞便、喀痰などを自動分析装置あるいは顕微鏡を用いて検査し、迅速に結果を医師に届ける努力をしております。

2023年には検体系で年間750万件の検査を行い、生理機能系では心電図、ホルター心電図、運動負荷心電図、脳波、呼吸機能、筋電図、腹部超音波、心臓超音波など75,000件を実施しております。特に術中神経モニタリング検査は、年間300件以上の実績があり、タスク・シフト/シェアを積極的に取り入れ、「医師の働き方改革」に貢献しています。

輸血部は埼玉県赤十字血液センターより供給される血液製剤を管理し、安全かつ適正な輸血のための血液型や適合性などの様々な検査や、自家末梢血幹細胞移植のための細胞処理などを行っております。

採血室は「診察・検査予約時間に合わせた採血予約システム」を導入し、患者サービスである待ち時間短縮に取り組んでいます。医療安全を心がけ、検査技師と看護師で8時から採血台全て15台を稼働し、1日平均720人を実施しています。当検査部は、一級および二級臨床検査士、緊急検査士、超音波検査士、認定臨床微生物検査技師、日本糖尿病療養指導士などの専門の資格を持ち、それぞれの場で活躍しております。2023年4月にISO15189の認定を維持いたしました

その他

主要機器
全自動分析器(血液、生化学、免疫血清、内分泌、細菌一般、輸血)を有しております。
研究
新しい臨床検査の開発と導入を行っております。
感染症に関する薬剤の効果や感染症に関する研究を行っております。

外来担当医とその専門分野

氏名 職名 専門分野
春木 宏介 教授 感染症、熱帯医学、渡航医学、検査医学
齋藤 登 教授 検査医学、総診兼
樋口 敬和 准教授 血液学、輸血学、臨床血液
党 雅子 学内教授 呼吸器病学、検査医学、臨床アレルギー学
本田 なつ絵 講師 感染症内科学、熱帯医学、渡航医学、呼吸器内科学
村瀬 忠 特任教授 血液学、感染症学、血液検査学、産業衛生学
中山 智祥 特任教授 臨床検査医学、臨床遺伝学