感染制御部

特長

当院では院内感染防止対策委員会を組織し、より感染対策を強化するため平成20年4月より専従の教職員を有する感染防止対策室を設置運営してきましたが、平成24年4月より感染制御部に名称変更して感染対策業務を行なっています。
近年では医療の高度化が進んでいるものの、依然として病院内での院内感染が問題になっています。当院における感染対策活動は院内各職種の感染制御知識を有するものと連携して業務を行ない、院内感染を防ぐために活動をしています。

目的

  • 患者さんおよび教職員への感染防止
  • 感染対策の啓蒙
  • 病原体の蔓延予防および検出数把握
  • 感染症発生時の対応

主な業務内容

  • 感染対策マニュアルの整備
  • サーベイランスの実施
  • 擦式アルコール使用量調査
  • 院内講演会、研修会の開催
  • 感染症情報の外来テロップ表示、感染対策ポスターやICT NEWSの発行
  • 感染対策チーム(ICT)による病棟・外来ラウンド、環境ラウンド
  • 抗菌薬適正使用支援チーム(AST:Antimicrobial Stewardship Team)による介入
  • 感染症発生時の対応:結核発生時のT-SPOTを用いた接触者健診、環境調査等
  • 感染症コンサルテーション(院内)
  • 遺伝子検査:PCR法、16S rRNA塩基配列、POT法(Phage Open Reading Flame Typing)
  • 感染症診療:マラリア等の熱帯病、HIV、肺外結核、梅毒など
  • 渡航外来(附属越谷クリニックで兼務)
以上の業務により、患者さんや教職員への感染が防げるように対策を行なっております。また、感染対策チーム(ICT)および抗菌薬適正使用支援チーム(AST)が定期的に病棟や外来等のラウンドを行ない、感染症発生時には速やかに行動し、感染拡大を防いでいます。