呼吸器外科

診療内容

呼吸器及び縦隔の外科的疾患全般に対する診療を行っています。

  1. 肺がん、縦隔腫瘍(含重症筋無力症)、転移性肺腫瘍などの胸部腫瘍性疾患
  2. 気胸、巨大肺嚢胞、肺気腫などの嚢胞性肺疾患
  3. 膿胸、肺真菌症、降下性縦隔炎などの感染性胸部疾患
  4. 胸部外傷

診療実績

2017年9月から心臓血管外科・呼吸器外科から独立して呼吸器外科となりました。

令和5年

外来患者延人数:3,968人
入院患者延人数:4,168人

主な手術数
平成29年
平成30年
平成31
(令和元年)
令和2年令和3年令和4年令和5年
肺がん
76件
102件
113件
122件128件143件150件
気胸
27件
37件
57件
40件48件48件37件
縦隔腫瘍
25件
25件
21件
29件29件29件25件
転移肺腫瘍
15件
21件
15件
19件36件21件34件
膿胸
3件
9件
3件
4件4件8件8件
その他の肺・縦隔手術
15件
26件
28件
34件36件13件33件
161件
220件
237件
255件296件281件296件
(化学・放射線導入療法後手術)
6件
2件
0件
0件2件2件3件
(気管支形成術)
6件
0件
2件
1件0件
3件1件
(ロボット支援下手術)
0件
0件
12件
22件22件
27件19件


特色

小型肺がんに対しては、胸腔鏡下肺葉切除術を基本術式としていますが、肺機能温存のために区域切除術も積極的に行っております。局所進行肺がんに対しては、術前療法(科学・放射線療法)、気管支形成術により肺機能障害を残す肺全摘術を可及的に回避しています。
肺がんに対しては、その進行度、局所の浸潤範囲に応じた適切な治療方針を。呼吸器内科との合同カンファレンスで定期的に検討しています。同時にがんの進行度を腫瘍遺伝子の発現状態に応じた術前・術後補助療法を関連臨床科と協力して行っています。
自然気胸に対しては、病巣(ブラ)切除と断端部被覆による再発防止を基本術式としており、手術創の小さい、低侵襲化な単孔式胸腔鏡手術も行っています。
肺癌、縦隔腫瘍に対するロボット支援手術(ダヴィンチXi)は2019年6月から開始しており、現在まで100例の経験を有しております。また単孔式胸腔鏡手術も2020年3月から開始しており、ロボット手術と同程度の経験を有しております。現在、肺がんに対して肺葉切除を施行する場合は、ぞれぞれの症例に応じた最適なアプロ―チ手法を、開鏡手術、ハイブリッド胸腔鏡手術、完全胸腔鏡手術、ロボット支援術、単孔式胸腔鏡手術の中から選択して行ています。

その他

施設認定
呼吸器外科専門医合同委員会認定修練施設(基幹施設)

研究

原発性自然気胸の治療法と再発率に関する前向き観察研究(JNETS-1601)

原発性肺癌に対する臨床病理学的・免疫組織化学的検討
2021年に外科治療を施行された肺癌症例のデータベース研究
肺癌登録合同委員会第11次事業

外来担当医とその専門分野

氏名 職名 専門分野
小林 哲 准教授 呼吸器外科一般、気管支形成術、肺・縦隔腫瘍手術
苅部 陽子 准教授 呼吸器外科一般、気管支形成術、肺・縦隔腫瘍手術
西平 守道 講師 呼吸器外科一般、胸腔鏡下手術、気官支鏡
平井 誠 助教 呼吸器外科一般、単孔式手術、胸腔鏡下手術、肺・縦隔腫瘍手術
須鴨 耕平 助教 呼吸器外科一般、胸腔鏡下手術、肺・縦隔腫瘍手術
清水 裕介 レジデント 呼吸器外科一般
原澤 徹 レジデント 呼吸器外科一般
齋藤 倫人 レジデント 呼吸器外科一般
病棟医長/西平 守道 外来医長/苅部 陽子 医局長/苅部 陽子

外来曜日別診療医一覧表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日

平井 誠 医員
石川菜都実医員



小林 哲 准教授
苅部陽子 准教授



(予約のみ)




松村輔二 教授
石川菜都実医員





西平守道 講師
須鴨耕平 医員





交代制
(予約のみ)





平井 誠 医員
石川菜都実医員




小林 哲 准教授
苅部陽子 准教授




松村輔二 教授
石川菜都実医員




西平守道 講師
須鴨耕平 医員





◎ 新患は、当番制となります。
◎ 午後の外来は、予約の患者さんのみとなります。
◎ 水曜日は、救急対応のみとなります。






令和6年4月現在

048-965-4932