内視鏡センター

診療内容

消化管部門では、上部消化管内視鏡検査で咽頭から食道・胃・十二指腸、下部消化管内視鏡検査で大腸の観察を行います。他の診療科の先生から、外来、入院中の患者さんの内視鏡検査の依頼を受けています。また、吐血や下血の症状がある方、異物誤嚥した患者さんには、緊急で内視鏡検査を行い止血や異物除去の処置を行います。小腸出血やクローン病による小腸粘膜炎症を精査する場合は、まず負担の少ないカプセル内視鏡を検討し、病変が特定できた場合は小腸鏡を行い病変の生検や止血することが可能です。
内視鏡治療として、大腸ポリープに対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)、閉塞性黄疸に対する内視鏡的逆行性膵胆管撮影法(ERCP)・ステント留置術、消化管の悪性腫瘍に対する内視鏡的粘膜剥離術(ESD)、食道静脈瘤に対する内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)、消化管狭窄に対するバルーン拡張術などがあります。超音波装置内蔵型の内視鏡で膵臓の精査も行っており、2017年からは膵腫瘍の穿刺吸引術も行うようになりました。近年さまざまな用途に応じたスコープやデバイスが開発されており、従来困難であった胃切除後の総胆管結石や食道、大腸癌のESDが可能となりました。
年々、特殊検査のニーズが多くなり、検査件数も増えています。患者さんに安全に検査を行うために、定期的にカンファレンスを行い、検査が行われた症例や、今後治療を予定している症例の検討を行っています。専門医育成のために、シミュレーションを用いた指導や、ERCPやESDなどの特殊検査の指導に力を注いでいます。
呼吸器内視鏡部門では、肺がんや間質性肺炎、びまん性肺疾患、肺感染症などの疾患による胸部異常陰影や縦郭リンパ節のはれなどの原因を明確に診断するために、気管支内視鏡検査を行っています。
特に当センターでは、肺の末梢病変を診断できる気管支内腔超音波検査や、超音波気管支鏡を用いた針生検、採取した検体をその場で検査する迅速細胞診検査、重症喘息を治療する気管支サーモプラスティなど、常に先端技術を取り入れた検査と治療を、必要に応じて行っています。

診療実績

平成30年度

・上部消化管内視鏡検査:3991件
・下部消化管内視鏡検査:3320件
・内視鏡的逆行性膵胆管撮影法(ERCP):437件
・内視鏡的粘膜切除術(EMR):706件
・超音波内視鏡検査:193件
・超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS-FNA):45件
・内視鏡的止血術:98件
・内視鏡的粘膜剥離術(ESD):胃112件、大腸77件、食道25件
・カプセル内視鏡:45件
・気管支鏡検査:294件
・超音波気管支検査(EBUS):88件
・気管支サーモプラスティ:11件

内視鏡検査センタースタッフ専門資格

・日本消化器内視鏡学会専門医、指導医:2名
・日本消化器内視鏡内視鏡学会専門医:8名
・日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、指導医:2名