低侵襲治療センター

低侵襲治療センター長
井手 久満

診療内容

高齢化が進み、外科医にとっては、早い段階から手術侵襲の低い安全かつ確立された術式の技術習得と腹腔鏡技術認定を含めた技術認定資格の取得が求められています。また、健康長寿を目的とした健康維持や医療手法の重要性が増すとともに、ロボット支援手術や新しい腹腔鏡手術の技術、レーザー手術などに適応可能な診療・医学教育が求められます。当センターは、手術支援ロボット「ダヴィンチ」や内視鏡的外科手術などの低侵襲治療を安全に行うために、外科医やコメディカルがひとつのチームとして積極的に情報交換を行い、技術の向上に努めるために設立されました。ロボット支援手術においては、保険適用の手術項目が続々と増え、年間200例ペースでフル稼働、今後さらに手術件数が増えることが予想されます。今後、低侵襲治療センターを通じて最新医療技術を取り入れ、患者さんが低侵襲で最適な治療方法が選択できる患者満足度の高いセンターを目指します。

診療実績

(2017年12月〜2020年3月)
  • 泌尿器科ロボット支援下手術:169件
  • 腹部外科ロボット支援下手術:87件
  • 産婦人科ロボット支援下手術:27件
  • 呼吸器外科ロボット支援下手術:17件

特色

ロボット支援手術では、3Dの内視鏡カメラによる患部の立体画像を見ながら、ロボットアームを操作し行う精度の高い内視鏡外科手術です。当院にはダヴィンチ 認定資格医が26名在籍(2020年4月現在)しており、万全の体制で手術に当たっています。ロボット支援手術は従来の開腹術に比較し、術中の出血量が格段に少なく、切開する傷口も小さいのが特徴です。術後の痛みも軽減され、回復も早いため入院期間を短縮できます。 

毎月外科系の医師、コメディカルなどが合同でロボット支援手術における手技検討会や新しい技術の紹介を行い、各々の知識と技術向上を図っています。今後も、若い世代に外科治療への知的興味と興奮をもたらす素材を提供し、チームとしての外科医療の魅力を発信、地域社会へ貢献していきたいと考えています。


ロボット支援手術の利点
・がん組織のより精密な切除 
・出血量の減少 
・入院期間の短縮 
・より早い回復、日常生活への復帰 
・機能温存手術が可能

特殊外来

  • 泌尿器科外来にて泌尿器科ロボット手術のご相談をお受けします。
  • 産婦人科外来にて産婦人科ロボット手術のご相談をお受けします。
  • 外科外来にて外科ロボット手術のご相談をお受けします。
  • 呼吸器外科外来にて呼吸器外科ロボット手術のご相談をお受けします。

各科別ダヴィンチ認定医師および資格の種類

CS:Console Surgeon;執刀医

FA:First Assistant;第一助手

2020年10月現在

泌尿器科
氏名
職名
Da Vinci Certificate種類
齋藤 一隆
教授
CS
宋 成浩
教授
CS
徳本 直彦教授
CS・プロクター認定医
新井 学教授
CS
井手 久満教授
CS・プロクター認定医
瀬戸口 誠講師
CS
兵頭 洋二講師CS
中山 哲成助教CS・プロクター認定医
安田 友佳助教CS
井上 泰之助教FA
産婦人科
氏名
職名
Da Vinci Certificate種類
高倉 聡
教授
CS
飯塚 真講師FA
入江 太一助教CS
山口 乃里子
助教FA
市川 鉄平
助教
FA
外科
氏名
職名
Da Vinci Certificate種類
大矢 雅敏教授
CS
奥山 隆
准教授
CS
三ツ井 崇司
講師
CS・プロクター認定医
竹下 惠美子講師
FA
齋藤 一幸
助教
CS
三輪 快之助教FA
箱崎 悠平助教FA
呼吸器外科
氏名
職名
Da Vinci Certificate種類
松村 輔二
教授
CS
小林 哲
准教授
CS
有本 斉仁
助教
FA
井上 裕道助教FA

資料1:平成30年度診療報酬改訂に係る保険適用ロボット手術一覧
No.
手術コード
手術名区分
1
K843
前立腺悪性腫瘍手術
2
K769
腎悪性腫瘍腎部分切除術
3
K504-2
胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術
4
K513-2
胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術
5
K514-2の3
胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術
6
K529-2
胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術
7
K554-2
胸腔鏡下弁形成術
8
K655-2
腹腔鏡下胃切除術
9
K655-5
腹腔鏡下噴門側胃切除術
10
K657-2
腹腔鏡下胃全摘術
11
K740-2
腹腔鏡下直腸切除・切断術
12
K803-2
腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術
13
K879-2
腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術
14
K877-2
腹腔鏡下膣式子宮全摘術