脳神経外科

診療内容

脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷をはじめ、脳神経外科疾患全般の診療を行っています。全国の病院より紹介患者を受けるとともに、急性疾患に対しては24時間体制で対応をしています。

診療実績

令和5年度

外来患者延数:8,596人
入院患者数:722人

年間症例数
  • 手術総数:476件
  • 脳動脈瘤:90件
  • 頭蓋内腫瘍手術:102件
  • 脳血管内治療:154件
  • 水頭症手術:26件

特色

  1. 全国でも有数の脳血管内治療施設として、全国より多くの患者さんを紹介いただいています。特に脳動脈瘤、内頚動脈狭窄症治療において、フローダイバーターやWEBステントをはじめとした最先端治療を導入・実践しています。1つのチームで手術治療を行うのが当科の特徴であり、適切な治療方針の決定により、良好な治療成績がもたらされています。
  2. 2018年にSCUが18床に増床され、日本最大規模のStroke Centerとなりました。常時急性期血行再建が可能で、埼玉ストロークネットワークの中核病院として地域の急性期脳卒中治療に貢献しております。週に1回近隣の15病院とオープンリハビリカンファレンスを開催し、入院・退院後の病々連携を推進しています。
  3. 術中CT、脳血管造影が可能な2室のハイブリッド手術室があり、高度かつ安全な治療が可能です。5ALA、ICG、MEP、SEP、ナビゲーション、内視鏡など最新の医療機器を導入し多くの治療を行っています。
  4. 脳腫瘍治療においては、最大限の機能温存と最大限の摘出を行うため、覚醒下手術を積極的に導入しています。同時に、最新ナビゲーションシステム、5ALA、術中機能モニタリング(MEP、SEP)などを用いることで、より安全な手術を提供しています。
  5. 頭蓋内バイパス術、微小血管減圧術(三叉神経痛・顔面けいれん)、良性脳腫瘍摘出術、脊髄疾患など、多くの疾患に対応が可能です。機能予後を最重点課題として、安全な治療を心掛けています。頭髪は切らずに手術可能で、短期入院で治療を行えます。

その他

主要機器
CT、MRI、血管撮影装置、SPECT、手術用顕微鏡、神経内視鏡、放射線治療装置、術中CT、超音波手術器、 ナビゲーションシステム、術中神経生理学的モニタリング機器、術中脳波、定位脳手術装置
研究
  1. 脳動脈瘤の治療の発展について
  2. 脳虚血の急性期血管内治療について
  3. 脳梗塞に対する再生医療
  4. 海外における日本の脳神経外科医の役割について
  5. 悪性脳腫瘍の分子メカニズム解析

外来担当医とその専門分野

氏名 職名 専門分野
鈴木 謙介 教授 脳血管障害、脳腫瘍、脊髄
滝川 知司 准教授 脳血管障害、脳神経血管内治療
永石 雅也 准教授 脳腫瘍、脳血管障害、脊髄
高野 一成 講師 脳血管障害、バイパス術、良性脳腫瘍
鈴木 亮太郎 講師 脳神経外科一般、脳血管内治療
河村 洋介 助教 脳神経外科一般、脳血管内治療
杉浦 嘉樹 助教 脳腫瘍、下垂体、脳血管内治療
成合 康彦 助教 脳神経外科一般、脳血管内治療
藤井 淑子 助教 脳神経外科一般、脳腫瘍
松本 佳之 助教 脳神経外科一般、神経外傷、脳血管内治療
佐々木 和馬 助教 神経救急、脳血管内治療
穴澤 徹 学内助教(専攻医) 脳神経外科一般
病棟医長/滝川 知司 医局長、外来医長/永石 雅也

外来曜日別診療医一覧表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日

(新患)
交代制
(再来)
鈴木謙介 教授
(新患)
交代制
(脳腫瘍・下垂体外来)
鈴木謙介 教授
(新患)
交代制

(新患)
交代制
(脊髄外来)
鈴木謙介 教授

(新患)
滝川知司 准教授

(新患)
交代制


(脳腫瘍外来)
永石雅也 准教授
(術後再診)
交代制





(再来)
交代制






◎ 午後の外来は、再診・予約の患者さんのみとなります。
◎ (非)講師外来はコロナ感染収束まで、常勤医師が担当します。

令和6年4月現在

048-965-4943