病院長あいさつ

病院長 町田 繁樹
当院は、獨協医科大学の2番目の附属病院として1984年に獨協医科大学越谷病院の名称で開設されました。2017年に新病棟が竣工し病床数が928床となった折に、獨協医科大学埼玉医療センターと改名いたしました。埼玉県東部の越谷市に位置し、東南部地区の人口200万人の健康を守る地域の中核病院としての役割を担っています。約2,500人の職員が地域の医療機関や医師会と連携しながら多職種によるチーム医療を行っています。22室の手術室を備え、ロボット手術などの質の高い医療を多くの患者さんに安全に提供しています。年間の手術件数は11,000件を超えており増加傾向にあります。当院はJR南越谷駅と東武鉄道新越谷駅に隣接しアクセスに恵まれており、非常に多くの患者さんに受診頂いています。このように、質の高い安全な医療を多くの患者さんに提供し地域医療に貢献することが我々の使命です。
当院では、未来の医療に貢献するため医学部卒後教育に力を入れています。当院での卒後研修の人気は高く臨床研修医の募集の際の倍率が2-3倍で狭き門となっています。多くの症例を経験できることが、当院の魅力だと思います。また、多くの若手医師は2年間の臨床研修後に専攻医として当院に残り、専門医を目指す研修を続けています。このように、当院は未来の医療への貢献を見据え、多くの若手医師の教育に力を入れています。
我々は研究も積極的に行っています。臨床症例が多いことから、臨床研究を進める上では好条件がそろっています。また、共同研究室および動物舎を備えており、基礎的な研究も行うこともできます。社会人大学院制度を利用して臨床医としての通常業務を行いながら医学博士の学位を取得することが可能です。このように、我々は日本の医学研究の発展にも研究を通して貢献する努力をしています。
コロナ渦では多くの重症患者さんを受け入れてきました。コロナ感染症は一時期に比較して下火となりましたが、職員一同細心の注意を払いながらほぼ正常の診療を続けています。病院の理念である「常に研鑽し患者の信頼にこたえる」に基づき、今後も地域医療、教育および医学研究の発展に貢献できるように努力を続ける所存です。何卒、よろしくお願いいたします。
獨協医科大学埼玉医療センター
病院長 町田 繁樹