当センターの専従医師は2名(脳神経内科兼務)ですが、数名の脳神経内科の医師が兼務として従事しています。超急性期脳卒中疑い患者さんが搬送された時は、脳卒中センター医師および脳神経内科の医師が救命救急センター医師とともに初期対応にあたります。
脳梗塞の超急性期で治療が安全にできると判断した場合は、速やかにt-PAによる血栓溶解療法を行います。またt-PAの有効性が乏しい患者さん、t-PAが出来ない患者さんで、適応があると判断した場合は、脳卒中センターまたは脳神経外科の医師によるカテーテルを用いた血栓回収療法を施行いたします。
脳出血の患者さんの場合は、脳神経外科とともに手術適応の判断を行います。また、くも膜下出血の患者さんは速やかに脳神経外科による治療を開始します。
脳卒中はいつ発症するかわかりません。このため、24時間、365日対応できるよう、脳卒中センター専用のPHSを用いて脳卒中センター医師、脳神経内科医師にいつでも連絡が取れる体制を整えています。
急性期脳卒中は入院加療が必要です。ご入院される病棟は脳卒中ケア・ユニット、救命救急センター病棟、脳神経内科病棟、脳神経外科病棟のうち、最も適切な病棟および診療科で入院加療を行います。