電話 0282-87-2180
病理部サイトへ
電子顕微鏡室のご紹介
部長 |
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石田 和之 |
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患者さんの状態を正しく把握し適切に治療するためには正確な診断が必要です。各種の臨床検査の中でも最も確定的な診断法は病理診断であり、病理部ではそのための組織標本と細胞標本を作製します。組織標本は通常のHE染色に加え、多彩な特殊染色と豊富に抗体を取り揃えた免疫染色、蛍光免疫染色も速やかに作製いたします。平成29年からは遺伝子学的解析(FISH)も開始いたしました。細胞標本は病理部所属の細胞検査士によりスクリーニングされ、専任の病理医が最終診断を行います。
炎症性疾患や変性疾患、代謝疾患、循環器疾患など様々な疾患が病理診断の対象となりますが、病理診断が最も威力を発揮するのは悪性腫瘍の確定診断です。主治医は病理診断に基づき、患者さんの治療方針を決定します。
治療の甲斐なく不幸にして亡くなられた患者さんの診断の適否、治療の有効性の評価を検証するための病理解剖も病理部にて行われます。
病理部で作製された組織標本は、病理診断科に専任する医師により診断がなされます。細胞診は、日本臨床細胞学会認定の細胞検査士8名が標本作製から異常細胞のスクリーニングまでを行い、日本臨床細胞学会認定細胞診専門医が最終診断を行います。剖検は臨床検査技師3名と技術員2名が従事しています。電子顕微鏡的診断については、2名のスタッフが対応しています。