形成外科・美容外科

診療内容

形成外科は体の表面と表面に近い部位の変形に対して、主に手術的治療によって形や機能の修復を行っています。形成外科独自で行っている手術のみならず、他科との連携で悪性腫瘍の切除によって生まれた変形や機能の修復も行っています。また、美容外科は形の修正に重点をおいた形成外科の一分野といえます。
当科は教授以下10名(臨床研修医除く)で広く形成外科一般について診療を行っています。

治療対象疾患

先天性疾患(生まれつきのもの)
顔面先天性変形
唇裂・口蓋裂、顔面裂、眼窩離開症、頭蓋顔面骨早期癒合症(クルーゾン病など)、第一・第二鰓弓症候群

耳介の先天性変形

耳垂裂、埋没耳、スタール耳、小耳症、無耳症

四肢の先天性変形

多指症、合指症、裂手、裂足 体幹の先天性変形胸郭変形(漏斗胸、ポーランド症候群)、尿道下裂、臍ヘルニアなど

母斑と血管腫
後天性疾患(生まれつきでないもの)
顔面外傷
顔面挫創(顔の傷)、顔面骨骨折など

手足の外傷

腱断裂、神経断裂、切断指切断指再接着術(顕微鏡を用いたマイクロサージャリー)

熱傷


皮膚腫瘍・皮下腫瘍


難治性潰瘍と褥瘡


ケロイドと肥厚性瘢痕


悪性腫瘍切除後再建

頭頚部癌再建手術(一期的再建術または二期的再建術)、舌癌、口腔底癌、下顎・上顎の再建、下咽頭・頚部食道の再建乳房再建術、リンパ浮腫

陳旧性顔面神経麻痺の治療


美容外科

専門外来

外来
外来日
担当医
顔面神経麻痺外来木曜日 午後朝戸
小耳症外来木曜日 午後朝戸
血管腫外来月曜日 午後(月1回)
加地

特徴・特色

形成外科一般について医学的に適正で心のこもった治療を提供することをモットーとしています。
対象疾患としては特に豊富な診療実績を持つ、 以下の治療が挙げられます。

顔面神経麻痺

症状が固定した顔面神経麻痺に対して神経血管付遊離広背筋移植を中心とした表情の再建手術

小耳症

肋軟骨移植による耳介形成術、および耳鼻科との共同手術で外耳道形成術による聴力改善も目指した治療

また、乳癌・頭頸部癌などの悪性腫瘍切除後の変形や、子宮癌治療後のリンパ浮腫に対する治療、口唇口蓋裂の一次形成手術とその瘢痕や変形に対する二次的形成手術、耳介や顔面のその他の先天的疾患に対する形成手術、手指・足趾の先天的疾患に対する形成手術、顔面や手の外傷(顔面骨骨折や切断指など)、熱傷および熱傷瘢痕拘縮、皮膚・軟部組織腫瘍や耳下腺腫瘍に対する治療、などに対して積極的に取り組んでいます。

美容外科は健康保険適用外の自費診療となりますが、当科では日本形成外科学会認定の形成外科専門医でありかつ日本美容外科学会(JSAPS)正会員である医師が、責任を持って診療にあたる体制を整えました。

顔面のほくろ、しみ、しわ、たるみ、にきび痕などの小陥凹、腹部のたるみや脂肪除去希望、腋臭症(わきが)、二重瞼希望、入れ墨除去希望、など美容外科的な主訴に対して幅広くご相談いただけます。 また、乳房再建のうち、特に部分切除後の変形に対して有効とされる脂肪注入による方法も選択することができます。

初診希望の受付は形成外科・美容外科窓口への電話予約をお願いいたします。
受付時間|平日13:30~15:30

外来曜日別診療医一覧表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日

 飯田拓也 教授
 梅川浩平 講師
 田﨑正倫 医員
 朝戸裕貴 教授
 飯田拓也 教授
 梅川浩平 講師
 倉林孝之 講師
 飯田拓也 教授
 梅川浩平 講師
 田﨑正倫 医員
 朝戸裕貴 教授
 倉林孝之 講師
 田﨑正倫 医員
 飯田拓也 教授
 梅川浩平 講師
 *[交代制]
 梅川浩平 講師
 倉林孝之 講師
 田﨑正倫 医員
 *[交代制]

(血管腫・静脈瘤外来)
 加地展之 (非)講師(月1)
(小耳症・顔面神経外来)
 朝戸裕貴 教授

2023年6月現在

0282-87-2488