乳腺科

外来受付電話 0282-87-2084

診療部長
中川 剛士

乳腺センターのご紹介

乳がんになる女性は年々増加しており、国立がん研究センターがん情報サービスによれば毎年76900名が新たに乳がんと診断され(2017年推計)、女性のがん全体の約20%を占めるようになりました。栃木県においても乳がんの患者さんは急増中です。当院は大学病院であるだけではなく地域がん診療拠点病院でもありますので、乳腺専門医による高度な医療を提供するべく2016年6月に乳腺センターが開設されました。現在、常勤スタッフ2名と非常勤スタッフ2名、さらに初期研修医、外科系レジデントからなるチームで診療しております。乳がんの診療は、診断、術前術後の薬物療法、手術、再発治療、緩和医療など多岐にわたりますが、乳腺センターの名のとおり、乳腺にかかわる疾患、病状に対して包括的に診療しております。

主な対象疾患

・乳がん・葉状腫瘍(良性~悪性)
・乳腺良性腫瘍(線維腺腫、過誤腫、など)・難治性乳腺炎
・その他

主な検査とその説明

・マンモグラフィー/トモグラフィー・乳腺超音波(ドップラー、エラストグラフィを含む)
・超音波ガイド下 針生検・細胞診・吸入式針生検装置(マンモトーム)
・MRI(乳房専用コイル)・CT
・FDG-PET/CT・骨シンチグラフィー
・放射線治療装置・BRCA1/2遺伝子検査

私たちは標準治療を提供します

乳がんの診断・治療には、国内であれば乳癌診療ガイドライン(日本乳癌学会編)、国外では米国のNCCNガイドラインなど、目の前の患者さんをどのように治療するべきかという指針があります。この指針に沿った治療を行うことが優れた治療成績を上げる最良の方法であり、標準治療を行うということだと考えています。
標準治療とは、臨床試験などで科学的に有効な治療であることが確認された最良の治療です。

私たちは常に標準治療を提供できるよう最大限の努力をいたします。しかしながら、乳がんの他にもご病気を抱える患者さんなど、標準治療を行うことが難しい場合もあります。そのような場合でも、がん専門医だけでなくあらゆる分野の専門家が揃う大学病院の特徴を生かし、関係各科と連携して可能な限り標準治療を行っていきます。

標準治療を行った後でも医師主導臨床試験や企業治験などに参加することができるようがんゲノムパネル検査を積極的に行っています。

外来曜日別診療医一覧表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日

[予約のみ] [予約のみ]
 久保田一徳 教授
 田中優子 准教授
 阿部曉人 講師
 角田美也子 (非)医員(第2.4週)
 阿部曉人 講師  中川剛士 教授

[交代制]

 阿部曉人 講師
 角田美也子 (非)医員(第2.4週)

 阿部曉人 講師

*初診をはじめ患者さんをご紹介いただく場合は、事前に乳腺センター外来受付〔TEL:0282-87-2084(直通)〕までお問い合わせ下さい。
*原則、初診患者さんの受診は紹介状をお持ちの方とさせて頂きます。
*月・火曜日の診療は予約の方のみとなっております。

2024年4月現在

0282-87-2084