前立腺センター

センター長
安士 正裕
安士 正裕

特徴・特色

栃木県下はもとより、隣接県下の市町村での住民健診において前立腺特異抗原(PSA)の測定が導入され、また、生活様式の欧米化、更には国民の前立腺癌への認知が高まっており、前立腺癌の患者数は上昇し続け、2015年以降は欧米と同様に男性が罹患する悪性腫瘍の第一位を維持しています。このような社会背景に基づき、前立腺癌に対する集学的な治療を提供することを目的に、前立腺センターは設立されています。

診療内容

前立腺癌の診断は、血清PSA値の上昇によるスクリーニング、画像診断を経て、最終的には病理組織学的検査にて確定診断されます。また、前立腺癌は病期ごとの治療法が多彩であるという特色があります。

現在、当前立腺センターは、泌尿器科、放射線科、病理部が連携して、県内随一の施設として順調に診療を行っております。前立腺癌の治療としては、ホルモン虜法、手術療法、放射線療法、化学療法に大別されますが、これを上手く組み合わせて治療を行うことが、集学的な治療につながります。特に、早期の前立腺癌に対しては、手術支援ロボットとして、2012年da Vinci サージカルシステムを導入し、2019年には同システムのバージョンアップを実施、さらに2026年にはhinotoriサージカルシステムを導入しています。これらの先進的な機器を駆使することで、従来の開放術式では十分な治療成績が得られなかった高リスクおよび超高リスク症例への積極的な手術対応が可能となり、現在では年間約160例の手術実績があります。

術後の尿失禁については、薬物療法、磁気刺激療法、人工括約筋埋め込み術などで十分に対応可能であり、ほとんどの患者が術後1年後には普通の社会生活に戻っています。術後の勃起不全については、薬物療法で対応しております。

医療機関のみなさまへ

栃木県がん診療連携拠点病院として、連携先医療機関(病院・診療所)との協力体制を構築し、がん医療において切れ目のない診療提供体制の確立に努めています。さらに、県および地域において積極的な広報・啓蒙活動を推進していく予定です。

前立腺センター(泌尿器科外来)
電話:0282-87-2208
電話受付時間:平日(月〜金)14:30〜16:00