心臓・血管内科/循環器内科

診療内容

診療は、心臓疾患や末梢血管疾患、肺循環疾患の診療を行っています。虚血グループ、不整脈グループ、心不全グループ、肺循環グループ、SHDグループ、CCUグループ、心臓リハビリテーショングループといった、各グループによる専門的な診療体制を敷いています。
24時間365日緊急対応しています。

関係する症状

・胸痛
・胸部圧迫感
・動悸・めまい
・失神・浮腫
・呼吸困難・息切れ
・チアノーゼ・間欠性跛行
・四肢壊死・日中の傾眠
・いびき

疾患名

循環器系
狭心症、心筋梗塞、心不全(移植を考慮した重症心不全含む)、心筋炎、心筋症(薬剤性心筋症、ファブリー病含む)、心膜炎、感染性心内膜炎、心臓弁膜症(高齢者の大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症含む)、睡眠時無呼吸、成人先天性心疾患、不整脈(心房細動、致死性不整脈含む)、閉塞性動脈硬化症(重症虚血肢、バージャー病含む)、鎖骨下動脈狭窄症、腎動脈狭窄症、高血圧症(本態性、二次性高血圧症)、脂質異常症(家族性高コレステロール血症含む)
肺循環系
肺高血圧、肺塞栓、深部静脈血栓症

特殊性のある外来の曜日、疾患

不整脈外来
火・木曜日 13:30〜16:30
徐脈・頻脈性不整脈、期外収縮、WPW症候群、心房細動、房室ブロックその他不整脈専門外来です。
ペースメーカー外来
木曜日 13:30〜16:30
ペースメーカー植え込み術をうけた患者さんを対象とした外来です。主にペースメーカーの定期検査を行っています。遠隔モニタリングも行っております。
重症心不全外来
火・水曜日
虚血性心疾患、弁膜症、心筋症、高血圧性心疾患等による心不全専門外来です。特に心臓移植が必要な低心機能患者さんを対象としております。
心臓リハビリテーション外来
毎日
急性心筋梗塞、慢性心不全改善後の心臓リハビリテーションを中心に、重症心不全、重症下肢虚血の和温療法等、最新治療の導入も行っています。
末梢血管外来

火・金曜日
下肢閉塞性動脈硬化症が中心の専門外来です。重症下肢虚血やバージャー病、鎖骨下動脈狭窄症 等、四肢末梢循環不全の患者さんも対象です。

肺循環外来
火曜日
肺血栓、塞栓症、肺高血圧症等の専門外来です。
構造的心疾患(SHD:Structural Heart Disease)外来

金曜日
構造的心疾患とは、心臓の弁や壁などに構造異常がある疾患群の総称です。大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症といった弁膜症や、卵円孔開存症、心室中隔欠損症が挙げられます。高齢や低心機能が理由で外科手術が困難な患者さんに対して、低侵襲治療を検討します。

睡眠時無呼吸外来
水曜日
睡眠医療センター枠で当科対応しております。

主な検査とその説明

心臓超音波検査(心エコー)
心臓の形態、動き、血流を直接その場で観察することができます。最新鋭の機器では立体的に心臓の動きが観察、診断ができます。所要時間は20分くらいです。当院は日本超音波学会の専門医研修認定施設です。
冠動脈CT
冠動脈CTではカテーテルを使用せず、点滴で造影剤を注射することで冠動脈の走行・狭窄を評価することが可能です。心臓カテーテル検査と比べより低侵襲で、体の負担が少ない検査です。
心臓核医学検査(心筋シンチグラム)
RI技術を用い心臓の動き、血流、心筋代謝を確認できます。年間約300件の検査を実施しています。
心臓カテーテル検査
大腿や腕の血管から心臓に直接カテーテルを挿入し、心機能の評価や心臓、肺の造影検査、冠動脈造影検査を行います。狭心症の検査は短期(2~3日)の入院が基本です。年間1,300例の検査を行っています。
心臓電気生理検査

大腿や腕の血管から心臓に直接カテーテルを挿入し、詳しい不整脈の診断・治療を行います。当院では最新の3Dシステムを導入して診断精度を上げています。

ループ式植え込み型心電計

ホルター心電図より長期間心電図を記録することで、失神の原因特定や、脳梗塞発症の原因が心房細動によるものか診断するのに有効です。

心筋生検

カテーテルを用いて心臓の筋肉を採取し、顕微鏡で組織を観察して心筋炎やサルコイドーシス、アミロイドーシスといった心筋疾患の診断をするための検査です。

睡眠ポリグラフ検査
睡眠時無呼吸を疑われた患者さんを対象に、夜間だけの入院で精密検査を行っております。年間約100症例の検査を施行しております。

得意とする治療

経皮的冠動脈インターベンション

狭心症や心筋梗塞の原因である冠動脈の狭窄や閉塞に対して、切開すること無く大腿や腕の動脈からカテーテルを挿入して冠動脈を再開通させる治療です。
療法としてはバルーン拡張術やステント留置術、高度石灰化病変に対するロータブレータや血管内衝撃波破砕術(IVL)、方向性冠動脈粥腫切除術(DCA)などがあります。年間400症例以上の治療を行っています。
当科は日本心血管インターベンション治療学会研修施設に認定されています。

末梢血管治療

切開すること無く大腿や腕の動脈からカテーテルを挿入して、動脈硬化で狭窄や閉塞した血管をバルーンやステントで広げる治療です。主に下肢動脈に対して積極的に治療を行っており、年間100症例以上の治療を行っています。

経皮的カテーテル心筋焼灼術

WPW症候群や上室性頻脈、心房細動や心房粗動、心室性期外収縮や心室頻拍などに対する治療を行っています。
心房細動治療においては、通常の肺静脈隔離のみ行う高周波アブレーションの他に、パルスフィールドアブレーション、ケミカルアブレーションも行っています。年間300症例以上の治療を行っています。
当科は日本不整脈心臓学会認定不整脈専門医研修施設に認定されています。

恒久式ペースメーカー

除脈性不整脈、房室ブロックを対象に恒久式ペースメーカー植え込み術を行っておりますが、当施設ではリードレスペースメーカー認定施設でもあり植え込み術を施行しております。

植え込み型除細動器(ICD)

難治性の心室性不整脈症例にICD を植え込んでおります。当施設では皮下植え込み型除細動器(S-ICD)の認定施設でもあり植え込み術の実績があります。

心臓再同期療法 (CRT、CRT-D)

重症心不全治療として心臓再同期療法 (CRT)を行っております。難治性の心室性不整脈合併症例には除細動機能を備えたCRT-Dの植え込み術を行っております。

バルーン肺動脈形成術(BPA)

慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)に対して、カテーテルを用いて血栓で詰まった肺の血管をバルーンで拡張する治療です。数回に分けて治療を行いますが、肺高血圧を改善させることが出来ます。

経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)

大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療です。カテーテルを用いて狭窄している大動脈弁に人工弁を装着いたします。高齢などの理由で外科的な手術が困難な患者さんに対する新しい治療の選択肢となっております。

経皮的僧帽弁接合不全修復術

高齢などの理由で外科的な手術が困難な重度の僧帽弁閉鎖不全症に対する新しい治療法です。カテーテルを用いて低侵襲に逆流している僧帽弁にクリップを装着して逆流を軽減します。薬物治療では得られなかった逆流量の軽減という直接的な治療効果によって心不全治療の選択肢が増えました。

経皮的卵円孔開存閉鎖術

奇異性脳塞栓の原因となる卵円孔開存に対して、体への負担の少ないカテーテルによる閉鎖術を行っています。

経皮的左心耳閉鎖術

心房細動による脳塞栓症の原因となる心臓内血栓の発生しやすい左心耳という部位を閉鎖(ふさぐ)する手術です。出血などの合併症で抗凝固療法が困難な方に対して、体への負担の少ないカテーテルを用いWATCHMAN™(ウォッチマン)という器具で左心耳を閉鎖することによって脳塞栓症の発症を予防します。

睡眠時無呼吸

持続陽圧呼吸療法や陽圧換気による加療を行っています。

心臓リハビリテーション

急性心筋梗塞、慢性心不全改善後の運動指導、安全管理、危険因子管理、心のケアなどを総合的に行い再発予防に努めます。また下肢閉塞性動脈硬化症に対する運動リハビリテーションも行っております。入院症例延べ200人/月、外来通院症例延べ600人/月に心臓リハビリテーションを行っております。

和温療法

鄭忠和特任教授(前・鹿児島大学教授)が開発された治療方法で、和温療法専用器(遠赤外線乾式サウナ治療室)に入り全身を温め心地よい発汗をもたらし心身をリラックスさせる非薬物療法です。心臓に対する前・後負荷は軽減し、血液循環が促進され、交感神経活性は抑制され、神経体液性因子を改善します。重症心不全や重症下肢虚血、皮膚潰瘍の患者さんに有効な治療法です。

再生医療

内服加療やEVT、バイパス術でも完治し得ない重症虚血肢に対し、脂肪組織由来間葉系幹細胞(ADRC)を用いた血管新生療法を行っています。(2020年6月をもって医師主導型臨床研究は終了となりました。)

再生医療センターへ

補助循環(MCS)

血行動態が破綻した重症例には大動脈バルーンパンピング(IABP)や体外式膜型人工肺(ECMO)、IMPELLAといった補助循環を導入して治療を行います。CCUグループを中心に数多くの重症例の治療経験があります。

病診連携

2020年4月より新規ご紹介患者様の外来予約システムを導入しました。予約専用電話番号は0282-87-2332となり、当科担当事務員が予約対応させていただきます。予約電話対応時間は13時から16時とさせていただきます。
また新規ご紹介患者様の外来以外にも、専門外来といたしまして、僧帽弁閉鎖不全症Mitraclip治療、頻脈性不整脈アブレーション治療、重症心不全、肺高血圧症治療、腫瘍循環器、大動脈弁狭窄症TAVI治療の予約も始めさせていただきます。予約外の紹介患者様も従来通り診察させていただきますが、11:00までに紹介状を持参の上、ご来院ください。予約患者様を優先しますこと御了承お願いいたします。
担当医についてご希望がある場合は外来または地域連携・患者サポートセンターまでお電話ください。緊急性のある患者さんは9:00〜17:00まで対応しています。17:00〜翌朝9:00までは当直者が対応いたします。夜間は 電話 0282-86-1111(代)にて心臓・血管内科/循環器内科の当直者にご連絡ください。基本的に緊急性の循環器疾患のある患者さんのご紹介は24時間対応いたしております。お電話にてご相談ください。

外来曜日別診療医一覧表

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日

 八木 博 准教授
 西野 節 准教授
 福嶋博道 (非)講師

[新患担当]
 和田茉与 医員
(心臓リハビリテーション外来)
 中島敏明 特任教授
 有川拓男 准教授(隔週)
 
 佐久間理吏 教授
 有川拓男 准教授
 南健太郎 准教授
 天野裕久 (非)講師
 正和泰斗 医員
 和久隆太郎 講師
 綿引愛美 医員

[新患担当]
 安宅威久男 医員
(心臓リハビリテーション外来)
 山口すおみ(非)講師
 八木 博 准教授
 伊波 秀 准教授
 春山亜希子
(非)講師(隔週)
 渡邊 諒 講師
 橋本涼太 医員 
(睡眠医療センター)
 有川拓男 准教授

[新患担当]
 梅園 龍 医員
(心臓リハビリテーション外来)
 井上莉里 医員(隔週)
 豊田 茂 教授
 八木 博 准教授
 南健太郎 准教授
 北川善之 講師
 増山大樹 医員

[新患担当]
 上原大毅 医員
 井上莉里 医員
(心臓リハビリテーション外来)
 中島敏明 特任教授
 佐久間理吏 教授

 
 佐久間理吏 教授
 伊波 秀 准教授
 廣瀬 優 講師
 西川理壱 医員

[新患担当]
 前田甲雄太 医員
(心臓リハビリテーション外来)
 八木 博 准教授
(不整脈新患外来)
 南健太郎 准教授(第1.3.5週)
 北川善之 講師(第2週)
 増山大樹 医員(第4週)
(SHD外来)
 廣瀬 優 講師
 

[新患担当]
 飯田圭太生 医員
 井上弘貴 医員 
(心臓リハビリテーション外来)
 中島敏明 特任教授(第1週)
 佐久間理吏 教授(第4週)
 八木 博 准教授(第2週)
 西野 節 准教授(第5週)
(SHD外来)
 廣瀬 優 講師 


 






(心臓リハビリテーション外来)
 中島敏明 特任教授
 天野裕久 (非)講師
(末梢血管,再生医療外来)
 佐久間理吏 教授
(肺血栓外来)
 天野裕久 (非)講師
(重症心不全外来)
 正和泰斗 医員
(心臓リハビリテーション外来)
 西野 節 准教授
 山口すおみ(非)講師

 鈴木英彦 (非)講師(月1回)
(睡眠医療センター)
 有川拓男 准教授
(腫瘍循環器外来)
 伊波 秀 准教授
(心臓リハビリテーション外来)
 宗 健佑 医員
(ペースメーカー外来)
 北川善之 講師
 仲島宏輔 (非)医員
 増山大樹 医員
 飯田圭太生 医員
 井上弘貴 医員
(心臓リハビリテーション外来)
 中島敏明 特任教授
(睡眠医療センター・再診)(13~14時)
 有川拓男 准教授
(末梢血管,再生医療外来)
 佐久間理吏 教授
(心臓リハビリテーション外来)
 徳田真吾 医員

*初診の患者さんは完全予約制となります。事前に予約専用電話〔TEL:0282-87-2332〕にて予約をお取り下さい。(予約電話対応時間:13時~16時)
*予約をされずに外来受診された場合、予約患者さんを優先とさせていただきます。
*緊急性のある患者さんはその都度対応させていただきます。

2026年6月現在

0282-87-2191