ロボット手術支援センター

センター長
水島 恒和

設立の経緯

外科手術は病気の治療に大きな成果を上げることができますが、患者さんの体にメスを入れるということは体への負担となります。そのため、手術の安全性を向上させたり、手術侵襲を低減する技術が進んできています。当院では、2012年10月より前立腺がん手術に対してロボット支援手術を導入し、現在ではロボット2台体制で肺・心臓・消化器・泌尿器・婦人科領域で合計450件/年間の実績があります。病院全体としてロボット支援手術を更におし進めていくために、2018年6月に当センターを設立いたしました。

診療内容

2023年4月時点で保険適応となる術式は、前立腺がん、腎臓がん部分切除、肺がん、縦隔腫瘍、食道がん、弁形成、胃切除、大腸切除、膀胱がん、子宮切除などとなります。現在、泌尿器科、上部消化管外科、肝・胆・膵外科、呼吸器外科、産科婦人科でロボット支援手術を開始しており、その他の各診療科においても準備が出来次第、順次開始する予定でいます。ロボット支援手術をご希望の方は、手術を受ける際に各診療科にお問合せください。

今後の展望

現在のロボット支援手術は最新型のダビンチXiを用いていますが、各社が新しいロボットを開発中です。また、数年後にはダビンチSPなど単孔式のロボットも国内での使用が認可される見込みであり、今後は外科手術の概念が変わっていく可能性を秘めています。ロボット手術支援センターでは、最新式の機器を導入し最先端の医療を提供していきたいと考えています。