ドクターヘリとは
ドクターヘリとは、救急医療用機器や医薬品を搭載し救急医および看護師が搭乗した救急医療専用ヘリコプターのことです。消防機関の要請により出動し、救急現場で必要な初期治療を行いつつ、医療機関に搬送を行います。
※患者さんや県民の皆さまからの要請はできません。栃木県では、平成22年1月20日より当院を基地病院として運航しています。
ドクターヘリとは、救急医療用機器や医薬品を搭載し救急医および看護師が搭乗した救急医療専用ヘリコプターのことです。消防機関の要請により出動し、救急現場で必要な初期治療を行いつつ、医療機関に搬送を行います。
※患者さんや県民の皆さまからの要請はできません。栃木県では、平成22年1月20日より当院を基地病院として運航しています。
ドクターヘリの目的はその機動性と迅速性にあります。
飛行スピードは時速約200km、基地病院から50km圏内であれば離陸から約15分で救急現場に到着し、救命治療を開始することが可能です。
が可能となり、救命率の向上や後遺症の軽減に貢献しています。
厚生労働省のドクターヘリ推奨機種である、“ユーロコプター社 EC-135”を採用。
小型で汎用性が高く、双発機でありながら、低コスト・低騒音のパフォーマンスが高い機体です。
機体 | ユーロコプター式EC135P2+ |
---|---|
搭乗人員 | 最大6名 |
全長 | 12.16m |
幅 | 10.20m |
高さ | 3.51m |
最大速度 | 287km/h |
最大航続距離 | 646km |
最大運用高度 | 6,096m |
最大全備重量 | 2,910kg |
エンジン (双発) |
プラット&ホイットニー式PW206B2型×2基 |
運航時間は原則的に8:30から日没時間(基準点は宇都宮市)の30分前迄です。
※気象状況等により運航できないことがあります。
原則的に栃木県全域が運航範囲です。
出動要請から3分以内に離陸し、約15分〜20分で栃木県全域をカバーしています。
茨城県、栃木県、群馬県の3県は平成23年7月1日よりドクターヘリの広域連携を実施しています。
広域連携は、出動要請の増加に伴い重複要請で出動できなかった事例が発生していることから、共通の課題をもつ茨城県及び群馬県と相互応援体制を構築し、救急医療体制の強化を目的としています。
この広域連携協定より、他県のドクターヘリを応援要請することができるようになり、更なる効率的な運用が可能となりました。
※下記の出動基準に該当する場合に限ります。
※ドクターヘリの運航上の安全性及び有効性な活動範囲(50Km圏内)を考慮し、現在のところ下記の地域のみ対象となります。
出動ドクターヘリ | 出動先県名 | 出動対象市町村名 |
---|---|---|
茨城県ドクターヘリ | 栃木県 | 真岡市・芳賀町・市貝町 益子町・茂木町 那須烏山市・那珂川町 さくら市・高根沢町 |
栃木県ドクターヘリ | 茨城県 | 城里町 笠間市 常陸大宮市 筑西市・結城市・桜川市 下妻市・八千代町 |
群馬県 | 桐生市・みどり市 太田市・大泉町 館林市・板倉町・明和町 千代田町・邑楽町 |
|
群馬県ドクターヘリ | 栃木県 | 足利市 旧粟野町(鹿沼市) 旧足尾町(日光市) 旧岩舟町(栃木市) 佐野市 |
栃木県ドクターヘリの出動実績は下記のとおりです。
ドクターヘリで搬送される場合は、原則的に、患者さんの怪我の程度や症状・既往歴等を考慮し、医師の判断で適切な医療機関へ搬送されます。
搬送費用はかかりません。しかし、次の3項目については保険診療内で患者さんのご負担となります。
着陸する場所は原則として、予め登録された着陸場所(公園や学校のグランド等)の中から最適な場所に着陸します。ドクターヘリが着陸する場合には、消防隊員の指示に従い、着陸場所からの速やかな退避など皆さまのご協力をお願いします。
ヘリコプターの特性上、運航及び離着陸の際には騒音・砂塵等が発生します。皆さまにはご迷惑をおかけする場合がございますが、ご理解とご協力をお願いします。
栃木県では医療機関間の航空機を用いた転院搬送については、原則栃木県消防防災航空隊が行います。
この際は最寄りの管轄消防署にご相談ください。
なお、緊急手術目的など、一刻を争う際の転院搬送については栃木県ドクターヘリを活用することができます。
医療機関間の転院搬送の際は、搬送元医療機関と搬送先医療機関の間で必ず受入可否について調整のうえ、活動マニュアルに基づいて相談及び要請をお願いいたします。また、出動状況及び天候等により出動出来ないことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。