薬剤部

構成人員

薬剤師89名(パート1名)、事務・技術員13名(パートファーマシーテクニシャン5名)から成ります。
薬剤師のうち2名は臨床研究管理センターで、1名は医療安全推進センターで、1名は感染制御センターで業務を行っています。

主な業務

外来調剤、入院調剤(一回量調剤方式)、注射薬供給(個人別一回量払出方式)、薬剤管理指導、入院患者さんの化学療法に係る支援、お薬相談、薬剤鑑別、医薬品情報管理(DIニュース等の発行)、医薬品管理、一般製剤、特殊製剤、無菌製剤、治験薬管理等の業務を行っています。臨床研究管理センター・治験管理部門では治験受託のための事務局及び院内における臨床研究の管理業務、外来化学療法室では抗がん剤の適正使用と患者安全確保のための業務、PETセンターでは診断薬の合成と品質管理業務等を行っています。また、手術部に薬剤師を派遣し薬学的管理、医薬品管理に係る業務を行っています。

薬学部学生の教育

薬学教育6年制に伴い、平成23年度から11週間にわたる薬学生の長期実務実習を受け入れています。令和4年度は11名の学生を受け入れました。

病棟薬剤業務

平成5年4月から業務を開始し、現在専任の薬剤師30名が27病棟で実施しています。入院中の患者さんの服薬歴、禁忌、副作用、アレルギー、相互作用等についてチェックを行っています。

令和4年度の実績は、薬剤管理指導件数が37,568件でした。

外来化学療法

平成16年9月より開始し、現在は外来化学療法室に専従の薬剤師10名(入院化学療法兼任)を配置し抗がん剤の無菌調製、レジメンのチェック、副作用のチェック、服薬指導等を行っています。令和4年度は延べ10,840名の患者さんに対して無菌調製を行いました。

入院化学療法

平成20年度より、2つの病棟の入院患者さんの化学療法についてレジメンのチェック及び抗がん剤の無菌調製等を開始し、平成30年7月からは、全病棟(全診療科)において日祝日を含めた通年の抗がん剤調製を行っています。令和4年度は延べ8,296名の患者さんに対して、無菌調製を行いました。

手術部での業務

平成21年度より手術部に薬剤師を派遣し、一般薬はもとより、麻薬・毒薬・向精神薬などの適正使用を求められる医薬品について厳重な管理を行っています。令和3年度からは無菌的ivPCAの調製も行っています。
薬剤師7名でチームを編成し、うち1名は専任薬剤師として周術期における薬学的管理を昨年度から開始するなど、手術部をサポートできるよう業務拡大を図っております。

医療安全推進センター・感染制御センター

平成30年4月より医療安全推進センター、感染制御センターに薬剤師を専任として各1名ずつ配置しています。医療安全推進センターでは院内で報告されたインシデントを薬剤師の知見からも分析することで、より質の高い安全な医療の提供に貢献しています。また、感染制御センターでは抗菌薬適正使用支援チームの一員として活躍しており、抗菌薬のTDMや使用状況、検出菌を把握することで抗菌薬の適正使用に貢献しています。

入院サポート室

平成31年4月より入院する患者さんの術前中止薬を確認することによって、予定された手術の円滑な実施に貢献しています。

PETセンター

平成17年4月よりPETセンターがオープンしました。薬剤師6名でチームを編成し、短寿命放射性薬剤〔18F〕FDGの合成と品質管理を担当しています。その他、11C等の研究用PETについても同様の業務を行っています。