病院長あいさつ

獨協医科大学病院・病院長 麻生 好正
獨協医科大学病院
病院長 麻生 好正

令和4年4月より獨協医科大学病院の病院長に就任いたしました麻生好正です。私たち獨協医科大学病院のホームページを閲覧くださり、誠にありがとうございます。本ホームページには当大学病院の様々な情報が詳細に掲載されておりますので、ご活用頂けますと幸いです。

獨協医科大学の母体である獨協学園は、1881年に創立された獨逸学協会をルーツとする140年余の歴史ある学園です。1973年4月に獨協医科大学が開学となり、翌1974年4月に獨協医科大学病院が開院しました。獨協医科大学病院は、「医療倫理の徹底」、「高度で良質な医療の提供」、「医療の進歩への貢献」、「連携医療の構築」、「良質な医療人の育成」といった5つの理念を掲げ、臨床・研究・教育の全ての面で発展してまいりました。
獨協医科大学は2023年4月に創立50周年を迎えました。創立50周年記念事業として、優秀な医師、看護師の育成・輩出による地域医療への貢献をさらに高めるため、キャンパス再整備の一環として、総合教育研究棟(仮称)の新築を計画しております。皆様のご賛同、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

当大学病院は1195床を有する特定機能病院です。特定機能病院とは、高度な医療を提供する医療機関として厚生労働大臣に承認された病院です。これまでも、当大学病院は高度医療の提供を維持し、高度急性期病院の役割を果たし、加えて新型コロナウイルス感染症の対応(特に、重症患者の治療)を含め地域医療にも貢献してまいりました。移植医療にも重点を置き、厳密な適応基準に基づき、生体肝移植、膵腎同時移植、肺移植、骨髄移植、角膜移植、など数多く実施しております。栃木県全域の基幹病院として、北関東最大のメディカルセンターとして、三次救急医療、高度救急医療の提供に努めており、今後もドクターヘリ稼働数、救急車受け入れ台数を増加させ、引き続き、地域医療を支えていきます。災害拠点病院としても、災害派遣医療チーム、災害派遣精神医療チームが、大地震、新型コロナウイルス感染症対応などの災害時に出動して、救急医療、災害医療で重要な役割を果たしております。
2020年には病床管理センターを開設して、「急患をことわらない病院」を実践しております。また、総合周産期母子医療センターは小児・母子医療の拠点として、母体の救命救急への対応、ハイリスク妊娠に対する医療、高度な新生児医療等を担っています。がんゲノム医療についても「がんゲノム医療連携病院」の指定を受け積極的に取り組んでおります。

現在、33の診療科、26のセンターがありますが、2022年4月よりリプロダクションセンター(不妊治療)が新たに加わり、更なる診療体制の充実のため、今後は、抗加齢・予防医療センター(仮称)の開設も検討しております。また、ハイブリッド手術室およびロボット支援手術室を増設し、手術数の増加により近隣の医療機関の負託に応えていきます。その他、HCU(高度治療室)8床の開設も計画しており、高度急性期・急性期医療提供体制を充実いたします。

当大学病院は北関東自動車道壬生インター出口からほぼ直結した好立地にあり、栃木県のみならず、北関東にお住いの患者さんにとって大変アクセスしやすい病院です。
獨協医科大学病院は職員一丸となり、患者さんを中心とした、患者さんに寄り添う良質な医療を提供してまいります。すべての患者さん、ご家族に「獨協医科大学病院を選んでよかった」と思われる病院を目指して、日々、全力を尽くしていく所存です。皆様の温かいご支援、ご協力をお願い申し上げます。

獨協医科大学病院
病院長 麻生 好正