生理機能検査

心電図検査

心臓のはたらきや動きを調べるため、胸、手首、足首に取り付けた電極から電気信号を取り出し、波形として記録する検査です。この波形から心臓に関する病気の診断をしたり、治療の効果を確認します。

体成分分析検査(InBody)

生体電気インピーダンス法(BIA法)を利用して、体水分量・筋肉量・体脂肪量等の体成分を測定します。当検査室の測定器では、部位別に筋肉量・脂肪量・水分量・浮腫(むくみ)などを計測することができます。

脳波検査

脳のはたらきを調べるため、頭に取り付けた電極から電気信号を取り出し、波形として記録する検査です。この波形から脳に関する病気の診断をしたり、治療の効果を確認します。

神経生理検査

神経に電気的に刺激を加え、手または足に取り付けた電極から得られた波形により刺激の伝わる速さを測定します。

呼吸(肺)機能検査

肺と気管支に関わるさまざまな呼吸のはたらきを調べる検査です。肺活量のように量を測る検査だけでなく、肺の中で吸った空気が広がって行く様子を測ったり、酸素がどのくらい取り込まれたかなどの検査も行います。

皮膚灌流圧検査

皮膚表面の末梢血管(毛細血管)の中の血液の流れを調べる検査です。測定部位にレーザーセンサーと血圧カフを装着し、血液の流れを測定します。糖尿病性足病変や重症虚血肢に対する末梢循環の評価に適しています。

睡眠ポリグラフ検査

Polysomnography:PSG検査は、脳波、眼球運動、筋電図、鼻の気流、胸部・腹部の運動、体位、酸素飽和度(SpO2)、心電図を睡眠中に記録し、無呼吸の回数や睡眠の質の評価をする検査です。自宅で可能な簡易検査法として、鼻の気流、腹部の運動、酸素飽和度(SpO2)で評価する簡易PSG検査があります。
Multiple sleep latency test:MSLT(多回睡眠潜時検査)は、日中の覚醒時間帯に一定回数の眠る機会を与え、消灯から睡眠開始までの時間(睡眠潜時)とREM onset scoreを睡眠ポリグラフ検査で測定します。

術中モニタリング検査

運動神経機能の維持を目的として、頸部、脊椎等の術中に経頭蓋より電気刺激をして、手や足の電極から筋誘発電位を記録し、運動機能の評価をおこないます。