核医学検査

核医学検査概要

ガンマ線という放射線を出す物質(放射性同位元素)を含んだくすり(放射性医薬品)を体内に投与し、目的とする組織や臓器に集積された放射性医薬品から放出されるガンマ線をガンマカメラと呼ばれる特殊なカメラで撮像することにより、くすりの体内分布を画像化し、生体機能の「はたらき」を見ることが出来る検査です。

装置紹介

GCA-9300A 1993年6月設置
GCA-9300A 1993年6月設置

3つの検出器を搭載するこの装置は、120°回転させるだけで断層像を得ることができ、一般的な2検出器型装置に対して、検査時間を2/3に短縮し、より効率よくデータの収集が行えます。また、内蔵される光電子増倍管は、一般的な2検出器型装置よりも小さく、緻密なサンプリングを行うことが可能であり、同等の検査時間でより高画質の画像を収集可能です。当院では、脳SPECT、心筋SPECT、その他の小児に対する検査に使用しています。

SYMBIA E 2008年9月設置
SYMBIA E 2008年9月設置

2つの検出器を搭載するこの装置は、全身像(ホールボディースキャン)からSPECT像までマルチに検査可能な装置です。当院では、ガリウムシンチや全身骨シンチ、心筋SPECT、その他、ピンホールコリメータを用いた副甲状腺シンチ等に使用しています。

SYMBIA E 2014年3月設置
SYMBIA E 2014年3月設置

SYMBIA E 1号機と同じ装置ですが、付属の解析装置はCPU速度が進んだ分、解析に要する時間が短縮されています。当院では、心筋SPECT、レノグラム、肺換気肺血流、副腎系、その他の一般的な核医学検査全般にわたって使用しています。